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囲碁将棋部 将棋【祝】春の選手権個人戦男女優勝

2024/05/08

囲碁将棋

団体戦に引き続き、個人戦を振り返ります。個人戦では男子A級部門・女子部門でそれぞれ優勝を飾り、男女とも兵庫県の代表として全国大会出場を決めました。この全国大会は「将棋の甲子園」とも呼ばれており、毎年8月に行われています。

今年は1年生が多く、本校過去最多の16名で参加しました。女子の部門では新1年生のTさんが予選を全勝し、決勝トーナメントでも危なげない指し回しで勝ち進みます。決勝戦は対抗型の将棋になりますが、序盤から終盤まで優勢に進め、66手で勝ち優勝しました。同じく新1年生のIさんは中学から将棋を続けてきた生徒です。予選では昨年の竜王戦優勝者を破り、決勝トーナメントでは昨年の秋大会準優勝者に勝つなど、強豪を倒して準決勝に進みます。しかし、準決勝の相手はTさんです。クジの結果、不運なことに同じブロックに入っていたのです。同校対決はTさんに軍配が上がりました。勝っても負けても仲の良い二人です。まだまだこれからチャンスはあります。二人で一緒に全国大会に出られるよう、切磋琢磨して頑張ってください。Iさんは三位決定戦に勝ち、入賞しました。

男子A級は3名中2名が予選ブロックを通過して決勝トーナメントに進みます。部長のFくんの初戦の相手は、本校将棋部OBを姉に持つ生徒です。顧問の私も彼が小学生の時から知っています。将棋は相居飛車の戦型になりました。相手は中学時代に3年連続県代表経験のある強豪です。最後は力負けしてしまいます。その相手選手はそのまま勝ち上がり決勝へ。逆のブロックで奮闘し決勝まで来たのは本校2年のEくんです。昨年三重で行われた近畿大会では優勝し、近畿1位になっています。この二人の対局は、とても不思議な気持ちで見守りました。昨日の団体戦ではミスも多かったというEくんですが、この日は調子が良さそうでした。決勝トーナメントから安定した指し回しをしていました。最後はEくんが勝ちました。雲雀丘学園の男子A級優勝は8年ぶりの快挙です。男女ともに優勝はおそらく本校史上初めてです。

先に触れた通り、今年は1年生が多く参加しました。棋力は非常に高い世代ですが、今大会では普段しないようなミスや反則負けも目立ちました。大会はやはり緊張もしますし、普段と違うことも起こります。これからたくさん場数を踏み、強くなってほしいと願うばかりです。ですが、B級ではほとんどの生徒が3勝(4局必ず対局)を挙げてくれました。十分強さはあります。あと少し、棋力が上がれば確実に入賞も狙えます。次の7月竜王戦に向けて頑張っていきましょう。

大会の運営に携わっていただいた顧問の先生方、指導対局の先生方、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

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