« 2015年01月 | メイン | 2015年05月 »

2015年04月29日

雲雀丘学園剣道部 よくやった!!

20150429%E6%98%A5%E5%AD%A3%E5%A4%A7%E4%BC%9A%EF%BC%91.jpg 20150429%E6%98%A5%E5%AD%A3%E5%B8%82%E5%86%85%E5%A4%A7%E4%BC%9A%EF%BC%96.jpg

平成27年度宝塚市中学校春季大会剣道競技大会が4月29日、雲雀丘学園で開催されました。別の用件で学園に行ったのですが、剣道部顧問の大見先生から呼び止められ開会式に出席することになりました。礼に始まり礼に終わる、剣道にはすがすがしさを感じます。毎年11月3日に日本武道館で開催される剣道の日本選手権大会はいつも見るようにしています。剣道は高校の授業で少しやったくらいで何の知識もありませんが、決勝戦ともなると迫力、緊張感がビシビシ伝わってきます。それにもまして勝利者が喜びの心を表情に出さない、淡々として勝利の宣告を審判から受けるあの姿勢にこの上ない魅力を感じます。

さて試合ですが準決勝戦からまた会場に顔を出したのですが、雲雀丘学園は男子個人で1,2,3位を独占、残念ながら団体は2位。女子は個人が1,3位、団体は優勝とびっくりするような成績を上げてくれました。男子団体は雲雀丘学園は部員が少なく5人で戦うのですが4人しかいません。最初から一敗のハンディを負っています。他校に比べ部員数も少なく、また中学校から剣道を始めた生徒も雲雀丘には多いようです。劣勢をはねのけよく頑張りました。そしてこの戦績を上げた大見先生、荒木田先生、中村先生の指導力には頭が下がります。また、保護者の皆様には、朝早くよりご声援をいただき、生徒には大きな力になりました。ありがとうございました。

「きちっと挨拶のできる生徒づくり」、雲雀丘学園の目標ですが、もっと多くの生徒が剣道部に入ることを願わずにはおれません。

2015年04月26日

「告天子の集い」に出席して

kokutensi1.jpg kokugensi2.jpg

4月26日、宝塚ホテルで開催された「告天子の集い」にお招きを受け出席しました。雲雀丘学園同窓会「告天子の会」が年一回、同窓会を催します。同窓生も17,000名を超えるようになりましたと喜びの声を同会会長の月山さんからお聞きしました。これだけの雲雀っ子が全国各地で頑張っていることを想像するとうれしく頼もしくなります。

退職された先生ともお話ししました。最高齢は86歳の瀬川先生。学園開校の翌年、昭和26年に赴任されました。矍鑠としておられお元気そのもの、「びっくりするくらい立派な学園になりました」と大勢の卒業生に囲まれておられました。今年当学園を卒業した生徒も多数出席していました。新しい同窓生です。進学したそれぞれの大学で雲雀丘学園卒業生としての自覚と誇りを持ってさらに大きく羽ばたくことを願っています。

私はあいさつで「雲雀丘学園を皆様のふるさとと呼んでいただけるよう頑張りたい。行事や体育大会や文化祭に気楽にぜひお越しいただきたい。」と申し上げました。公立と違って卒業しても多くの先生が学校にお残りです。いつまでも関係が続くこと、ここが私立、特に先生、友人問わず、温かな人間関係を持つ雲雀丘学園のいいところでもあります。

今回はこの会に中高等学校筝曲部が出演してくれました。会にふさわしい素晴らしい演奏をしていただき会場から大きな拍手が寄せられました。ご苦労様でした。

「告天子の会」が一層発展することを願っています。

2015年04月23日

「本物の学び」

 「校長先生が到着されたら晴れてきました」と満面の笑みで田中教授がJR鳥取大学前駅のホームで迎えてくださいました。一昨日、私はアカデミックサマーで毎年お世話になっている鳥取大学をお礼と見学を兼ねて訪問しました。

 確かに到着直前まで小雨まじりの曇り空でしたが薄日が射し、晴れ間も広がる中、清々しい気持で新緑の鳥取キャンパスに入りました。この後訪ねる米子キャンパスも含め本校生徒をご指導いただいた10人の先生とお話しさせていただきました。どの先生もアカデミックサマーが大変意義深いこと、そして雲雀丘の生徒はまじめに一生懸命勉強するので自分たちも気合が入るとの話をしてくださいました。

 生徒2人に大学の先生が1人の割合で、また大学院生にもご指導いただいています。大変な負担をかけているので申し訳ない気持ちを伝えると「教えるほうも勉強になります」と笑顔を返してくださいました。

 豐島学長は歴史にもご造詣が深く、鳥取大学のキャンパスに前方後円墳の墓が二つも発見されたことなどから古代のこの地の様子を、興味深く、楽しく聞かせていただきました。そのあと、医学部などの教育・研究設備も見学し、その充実ぶりに驚きました。このような素晴らしい環境で大学の先生方から指導を受けられる生徒たちは本当に幸せだと思います。まさしく「本物の学び」です。

 雲雀丘学園は前校長の影浦先生が「本物の学び」を提唱され、机の前だけの知識の勉強ではなく、自分が将来どんなことをやりたいのか、どんな貢献をしたいのかをしっかり考えて勉強することに重きを置いています。大学の研究室で先生と一緒に実験などを行い、直接指導を受けることで生徒は何のために勉強をするのかをつかんでいきます。

 雲雀丘学園では毎年夏休みの期間、20名が2泊3日で鳥取大学のアカデミックサマーに参加しますが、出発する時の生徒の顔と、研修を終え、帰途につく生徒の顔は全然違うそうです。生き生きと目が輝いています。夢と目標を携えた生徒はその後の学園生活を自ら積極的に送っていきます。

 「何のために勉強するのか。」本物の学びを通して、一人でも多くの生徒が目標を持って学園生活を送ることを願わずにはおれません。

(写真:昨年度のアカデミックサマーin鳥取大学の様子)
2014AcademicSummer009.jpg2014AcademicSummer069.jpg

2015年04月17日

「当たり前と思ってはいけない」

 過日、高校一年生のオリエンテーション合宿が大阪アカデミアで行われました。高校生活のスタートをスムーズにきるため、基本的なルールや学習方法を知るために開催されたものです。
校長講話の時間があり生徒のみなさんに少しお話しました。それは「当たり前と思ってはいけない」ということです。以下話の内容です。

 みなさんは学校に行くことなど当然と思っているかもしれません。しかし世の中には学校に行きたくても行けない子どもたちがいるのです。世界にはむしろそのような子どもたちのほうが多いかもしれません。
 昨年私は「世界の果ての通学路」というドキュメンタリー映画を見ました。ケニアでは通学に片道2時間もかけて学校に行く子どももいます。途中には危険なライオンや象などの猛獣もいます。四方八方に気を配りながら、時には岩陰に隠れながら急ぎ足で学校を目指します。まさに命がけの通学です。

 それでも学校に行きたくないとは言いません。それは子どもたちには学校に行ってしっかり勉強して、そして早く仕事について親を喜ばせたい、看護師になって病気の人を助けたいと思っているからです。

 それに対して皆さんはどれだけ恵まれていることでしょう。今おかれている環境をしっかりと認識してください。学校に行くことがつまらないとか面白くないとか言っておられませんよ。

 雲雀丘学園は駅から数分、それも駅の改札口から生徒専用の通学路があります。こんな恵まれた環境にあるのです。それでも遅刻する生徒はいます。残念なことです。
もっと社会を知り世界を知ることで、今、自分の置かれた状況がどれほどのものであるかを認識すること、これは自らの成長に欠かすことはできません。

 私の講話を聴いていた先生の提案でその映画のDVDを図書館に置かれることになりました。この「世界の果ての通学路」を生徒のみならず先生にも見ていただきたいと思っています。

 さて自己紹介が遅れてしまいました。影浦前校長先生の後を受け、この四月から校長に就任しました岡村美孝です。どうぞよろしくお願いします。

2015年04月08日

目的意識を持って学園生活を~ 中・高等学校入学式

P1080605.jpgP1080574.jpgP1080615.jpgP1080607.jpg

 午前中の小雨も昼前には上がり、晴れ間も見える1日となりました。
 本日は午前9時半より第63回中学校入学式、午後1時半より第60回高等学校入学式を学園講堂で行い、新たに中学1年生157名、高校1年生301名を迎え入れました。

 中学・高等学校それぞれの入学式において生徒1名1名の名前を点呼した後、入学許可を与えましたが、許可を与えるという事は迎え入れる生徒に対し教育の責任を持つという事であり、我々教職員一同は力を合わせて皆さんの学園生活を一生懸命支えていく覚悟です。
 生徒の皆さんは私が式辞で述べた通り「自ら積極的に学校生活を送る。皆さん自身が目的意識を持って自主的に授業やクラブ、行事などに参加し、学園生活を悔いのないものにしよう。」という事を忘れずに日々過ごしてください。皆さんが卒業する時にはきっとこの学校に入学して良かったと思ってもらえるよう、共に頑張りましょう。

 また入場案内をしてくれた中学2年生・高校2年生、会場入口で演奏してくれたギター・マンドリン部、そして舞台で学園生活の紹介をしてくれた中学3年生の皆さん、ありがとうございました。