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ギターマンドリン部の未来に胸わくわく

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日曜日、学園記念講堂に大勢のお客様にお越しいただき、ギターマンドリン部創部50周年記念コンサートが開催された。全国ギターマンドリン音楽振興会会長の平岡様をはじめ、地元自治会、ロータリークラブの代表、川西能勢口駅駅長、学園PTA会長、中高PTA会長、同窓会長、ローズエコーの代表など大勢の方々のご出席をいただいた。

 演奏会は3部仕立てで最初は現役部員の演奏、そしてゲストの粂井さん・杉浦さんの演奏、最後は現役部員とOB・OGの合同演奏。粂井さんは学園OBのマンドリン奏者で、マンドリン部の誕生したころの部員、現在はプロとして活躍中である。演奏の合間に草創期の苦労を話された。圧巻は何と言っても現役とOB・OGの合同演奏。80人を超えるステージは、講堂一杯のお客様の心を揺り動かし、拍手も最高潮に達した。

 まさに雲雀丘学園ギターマンドリン部の底力を見たような気がした。創部50年の歴史と伝統がなしえたものだと思う。今でこそ80名の部員数を誇るが、創部当時からしばらくは20名にも満たず、楽器不足もあって演奏会もままならなかったと聞く。顧問の先生方の尽力、OB・OGの協力、保護者のご理解があって今日がある。誇るべきは全国大会の第一回目から今年度の45回まで連続出場、記録はを更新中である。こんな学校は全国にもない。一昨年は兵庫県から、県大会で5年連続の最優秀賞を獲得したことでマロニエ賞をいただいた。

 驚くことにギターマンドリン部に入部してくる生徒は経験者が一人もいないことである。雲雀丘学園で初めてマンドリンを手にする。そして卒業する時には立派に演奏できる。指導も基本的に先輩が後輩を教える。生徒たちが自主的にクラブ活動を運営するとのこと。私は教育的にも素晴らしいことだと思う。

 演奏会のあとご来賓の方々と現役部員、OB・OGとの食事会があった。部員たちは口々に50周年という記念すべき年に部員でいて、そして演奏会に出演できたことは幸せと話す。これからの歴史は君たちが築いていかねばならない。その責任があると思う。

 大先輩のOB・OGと話していてうれしい話をお聞きした。「ここまでギターマンドリン部が発展したことは先輩として嬉しい。生徒が自分の子供のように思う。OB・OGとして精いっぱい支援したい。そして自分たちができなかった夢を実現してほしい」と。有難い話である。これからギターマンドリン部はどのように成長していくのだろうか。想像するだけでもわくわくする。