文化祭を明後日にひかえて
朝ニュースを聞いていましたら、8月の大阪で猛暑日がなんと26日あったとのことでした。あらためて今年の暑さを実感しています。それでもここ2~3日、朝夕は少ししのぎやすくなりました。昨日の朝、正門を入り中央棟に歩いていると、後ろから元気な「おはようございます」の声を聞きました。振り返ると剣道部の生徒でした。爽やかでいつも挨拶をしてくる生徒です。二言三言、話をしましたが、丸坊主にしていた頭が2cmぐらいに髪が伸び、久しぶりの笑顔がまた新鮮でした。彼は高3生、この夏に剣道部を引退し、剣道に明け暮れの生活から、半年後の大学入試に勉強一筋の毎日になります。
8月23日から2学期はスタートしていますが、始業式では生徒に7月26日に亡くなられた故川村先生のことを伝え、生徒全員で黙とうをささげました。学校では60ホールに祭壇を設け27日の土曜日までお参りできるようにしました。大変多くの人のお参りがあり、故人の遺徳がしのばれましたが、会場設営・運営に先生方が心からの手を尽くされありがたく思いました。
先週の土曜日(8月27日)は高校のオープンスクールが開催されました。今年第一回目です。説明会から始まりましたが会場の講堂は満席で、大勢の中学3年生とその保護者の方がお見えになりました。昨年より150名ほど増えたようでありがたいことです。私は挨拶で人間力のある生徒を育てたい、一人ひとりに向き合う教育が本校の特徴と話しました。授業も見ていただきましたが、この夏休みに、全教室に設置された最新鋭の電子黒板を使っての授業も評価いただけたようです。
青森県で中学2年生の女子生徒が列車にはねられ、死亡するという事件が起こりました。8月25日のことです。女子生徒の遺書もあり、現場の状況から県警はほぼ自殺と断定しました。なんという痛ましい出来事でしょうか。どんな理由であれ13歳の女子生徒の自殺など悔やんでも悔やみきれません。そしてこのことは決して他人事ではないのです。本校では日頃からイジメに対しては、生徒への啓蒙活動、2か月に1度の「生活アンケート」、投書箱の設置など取り組んではいますが、イジメに関してはこれで十分ということはありません。イジメだけは教職員、生徒が協力し合って一丸となって退治しなければならないことなのです。
今日(9月1日)夕刻、環境大使の生徒らとともに、高校棟前の花壇に千日紅、ポーチユラカなどを植えました。「植えました」といってもすべて理科の井関先生や環境大使の顧問の岡本先生のお膳立てで、私は植え込む作業のみです。それでも自分で植えると花に愛着がわき、これから毎日、見る楽しみが増えます。
校長室から見える校庭は、明後日から始まる文化祭の準備に生徒は大忙しです。模擬店のテント張り、合唱コンクールの練習、劇の練習をしているクラスもあります。今年はどんな文化祭になりますか。お読みの皆さんにはぜひお越しいただきたいと存じます。