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卒業式を終えて、送辞・答辞

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卒業式が終わり、高3生はもういないのだなと思うと一抹のさみしさを感じます。卒業式では送辞、答辞とも堂々とした立派なものでした。印象に残ったものとして、両方とも体育大会を挙げていました。今年から団対抗が導入されましたが、大きな思い出となったようです。先輩、後輩が一体となって取り組みました。盛り上がりと同時に規律も取れていました。今年の卒業生が3年の時に体育大会の新しい形ができ、後輩が引き継いでくれることをうれしく思います。

文化祭も大きな思い出です。合唱コンクールは高3生は各クラスが必死に練習して臨んだこと、後輩は先輩の合唱に鳥肌立つほどの感動を覚えたこと、金賞を取るための執念を垣間見たことを話しました。頼もしく思ったことは、送辞も答辞にもありましたが、世界が自国第一主義に陥る危険性に言及したことでした。答辞ではそれに対し、日本の思いやりの心を発揮しよう、助け合いの心を忘れない、その精神を世界に広めるのは私たちだと自らの責任と決意したのはさすがです。

また最後は親孝行についても語りました。「これまで受け取ったもの、この学園で学びえたものを、広く社会に還元することこそ、親孝行だと信じる」と結びました。答辞を読む生徒の目は涙があふれていましたが、私も必死にこらえていました。
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記念写真を撮り終えたあと、何人かの保護者の方が校長室にお見えになりました。その中のお一方は、子供が学園でのあることがきっかけで大きく変わったこと、見違えるように生活態度が前向きになり、勉強するようになったとお話しいただきました。今は国公立の前期の結果待ちの状況とのことです。なんとしても合格してほしいと願っています。京都、北野天満宮の梅もピークは過ぎましたが、昨日、雲雀丘学園の生徒の合格祈願を再度してきました。(2017.3.6)