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明日、中学卒業式。私の思い出

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「幸せを掴んじゃおう」
   幸せは どこにある
   あの雲の 行くところ
   幸せは 遠いもの
   あの山の その向こう
   そうじゃない そうじゃない
   街角の 工事場に
   横丁の 石垣に
   ポッチリと とまってる

   幸せは どこにある
   宝石の 城の中
   幸せは 遠いもの
   七彩(なないろ)の 虹越えて
   そうじゃない そうじゃない
   母さんの 丸い背に
   あの人の ほっぺたに
   ポッチリと光ってる

私が中学校を卒業したのは昭和41年(1966年)でした。もう51年も前のことです。卒業式を間近かにひかえたある日の授業でした。社会科のH先生が最後の授業に黒板に書かれたのが上記の歌です。白墨(チョーク)で黒板のどの位置に、どんな字で書かれたかも覚えています。この歌「幸せを掴んじゃおう」は東京オリンピック(1964年)の頃からヒットし、金田星雄と小宮恵子が歌いました。

先生は歌詞を特段、説明はしませんでしたが「幸せ」を教えたかったのだと思います。そしてクラスみんなで歌いました。歌ったあと先生は、なぜか書いた歌詞をすぐに消されました。黒板消しから滑り落ちる白墨の粉も、しっかりとまぶたに焼き付いています。本学園中学校の最後の授業は済んでいますが、先生方は卒業する生徒にどんなことを話されたのでしょうか。

期末考査の期間中のことでした。ある生徒が校長室に来ました。「英検準1級」に合格の報告でした。「私の挑戦」には「英検準1級を今年中にとる。やるときめたことをやる。」と書かれていました。立派なものです。実はこの生徒、一時期、大変悩んでいたことがありました。それを乗り越えて見事、難関の検定を通ったことを誉めてやりたいです。明日、中学校の卒業式を迎えますが、この生徒に「トップクラウン」の表彰を渡します。嬉しい限りです。
(2017.3.17)