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雲雀丘の生徒として                 第7号

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4月19日 避難訓練の様子

先週になりますが、11日高校1年生のオリエンテーションが行われました。今までは、校外の施設に宿泊して行っておりましたが、人数や目的にあった適切な施設がないなどの理由で、校内でしっかりと行うことにいたしました。高校生としての心構え・考え方がしっかりと作れるように、新高1の先生方を中心に昨年度から内容検討、準備を行っておりました。
学年主任から基本的な心構えを、各担任より「単位・成績」「生徒指導」「進路」について、指導主事からは「高校での授業の受け方」を説明いたしました。また、卒業生も駆けつけ「高校時代の過ごし方」や経験談を話しました
私からは、「創立の精神とその歴史」を話しました。初代理事長の鳥井信治郎先生の「親孝行な人はどんなことでもりっぱにできます」をより深めて、1954年の理事長のお話を紹介しました。
「この学校は親孝行な人間を育てるという教育方針をもった学校でありますので、この学校の卒業生は親孝行ということを常に精神的なよりどころにして世の中をよくしていくために働いてくれるものと信じております。」
そして、戦後の荒廃と混乱の中で、設立当時は「持ち寄り学校」と称され、苦労が絶えませんでした。しかし、手作りの学校創建と国づくりを担う教育にかける多くの方々の夢とエネルギーによって苦難を乗り越えたと聞いております。今の教育環境は最初からあったものではないとお話ししました。保護者と生徒と先生が和やかな1つの家庭を形づくり、 日々に新たに、日々に成長しつつある学園を目指したことを念頭に、先生を始め多くの人との縁を大切に、感謝して、あきらめずに挑戦してほしいと結びました。
今回の講話によって、私自身が、私立学校として創立の精神を踏まえた教育の重要性を再認識できたと思っております。

学年より感想文が届きました。前向きな感想が多く、オリエンテーションの成果があったと思います。これから「雲雀丘生徒」として、自覚と誇りを持って生活してほしいと思います。以下抜粋して紹介いたします。
・どの先生の話もとてもわかりやすく、熱意がこもっているものであり、身にしみた。自分も納得がいく話だった。創立の精神をとても大切にしている学校だということがわかった。
・雲雀丘の設立の歴史を知って、最初は困難なことが多く、たくさんの人の協力を得てできあがったと知った。だから、私はこれからこの学校でこれらの人々の思いを忘れずに、スポーツと勉強をがんばりたいと思う。
・どの先生も素直な心を持ち、普段の生活からきっちりとすることが大切だとおっしゃっていた。1日1日を大切にし、努力を続けようという決心も生まれました。家族・友達・先生方に支えていただく分、その感謝ができる大人になりたいとも思いました。
・この学校がどのようなことを念頭においているのか知れたのは3年間過ごす上でとてもよいことだと思う。先輩方の話を聞くことでどれだけ学校のことを大切に思っているかがよく伝わってきた。
・できない壁を自分でつくらず、この3年間の高校生活を送ろうと思う。
・この学校の先生は生徒一人一人を本当に大切に思っているのだろうと感じた。この学校は、生徒や家庭とのつながりが強いが、今日雲雀丘学園は創立の時から地域の協力が強かったことを知り興味を深く感じた。