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平等なものは              第95号

2学期終業式式辞

s20171222rondo.jpg PTA広報誌RONDO50号記念号が発行されました。すばらしいできです。PTA編集局のみなさんありがとうございました。

終業式式辞の内容を抜粋いたします。
2学期もみなさんよく頑張ってくれました。
学習、学校行事、クラブ活動などの対外的な表彰、それぞれの自分のステージでの頑張りをたくさん見せていただきました。昨日の音楽系クラブの発表会もです。新しいチャレンジをしていただきました。表彰はされませんでしたが、箏曲部が県大会で6位なりました。少ない人数でも力を合わせてよく頑張ってくれました。
また、中学3年生が6名が、来年1月よりカナダへ約2ヶ月間中期留学します。新たなステージで挑戦し、成長して帰ってきて下さい。現在は中学3年生だけですが、高校生も中期の留学ができるように検討していきたいと思います。
この後大掃除があります。自分たちのステージである教室・校舎に感謝を持って、場を清める気持ちで掃除をしてほしいと思います。
クラブ活動においても同じです。顧問の先生の指示を待ち、計画取りに動くのではなく、自分たちで計画して使用場所・部室などの大掃除をお願いします。

私が高3の時に先生から聞いた話をします。
「人は平等と言うが、本当に平等なのか。平等なものはあるのか?」と問いかけられました。
世界の人が平等に与えられているものは何だろうか?「食べ物」「水」「空気」「安全」こたえはノーですね。中学生も授業で習っていますね
日本におけるひとり一人の人間を考えても、たとえば、能力、才能、容姿など金持ちの家に生まれるかどうか 平等じゃないですね。
高校生は、形式的平等(機会平等主義)と実質的平等(結果平等主義)と言う考え方を習っているかもしれません。とても大切な考え方なので知らない人は調べてみて下さい。入試小論文で問われるかもしれません。

そのとき、先生から聞いたのは、才能や家庭環境を含め生まれたときから平等でない。けれども、平等なものは「時間」だとおっしゃいました。24時間という時間はみんなに同じように与えられている。
どう使うかは自分自身にゆだねられている。そして、自分の時間の終了すなわち人生の終焉は自分で知ることができず、コントロールできない。
受験勉強をしていた私には目からうろこでした。人と比べてばかりで、できないと思っていた私に、少し頑張ろうという気が出てきたように思いました。その後の人生においても、「今を生きること」seize the dayを知り、意識することができました。

今年もあと10日。
われわれ人間は弱いので、時に区切りをつけて「時間」として生活し取り組んでいます。
この1年、来年1年をどうすごすか、日々24時間を大切に過ごしたいです。
1月始業式に元気な笑顔を見せて下さい。