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3学期始業式               第99号

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前日の雨で校庭の状態が悪いため放送による始業式となりました。
上の写真の私の書き初めによる漢字の紹介ができずに残念でした。

以下、式辞を抜粋いたします。

おはようございます。新しい年、平成30年、2018年がスタートしました。
今年もよろしくお願いします。そして いよいよ 3学期がスタートしました。
各学年の締めくくりと次の学年への準備の学期でもあります。頑張っていきましょう。

始業式にあたり、漢字を1つ紹介します。
「兆」 この字です。 きざし、まえぶれという意味です。前兆という熟語があります。
これは、象形文字で、「占いの時に亀の甲羅に現れる割れ目」の形から「物事の前ぶれ」を意味するこの字が成立しました。占いというのは、古代中国の紀元前17~12世紀ごろの殷(いん)の時代に、亀の甲羅を用いてひび割れた形によって占った亀甲占いです。そのありさまから、「何かが起こることを予感させる現象」をあらわします。

この字を「つくり」としていくつかの漢字があります。
この字に「目」がつくと「眺(ながめる)」になります。「甲羅に現れる割れ目」から左右に障害となる物を分けて、視線を遠くに向ける事を意味します。ぼーっとみるという感じです。

この字に「足」がつくと「跳(はねる)」になります。「甲羅に現れる割れ目」の「弾け割れる」の意味から、「はねあがる」、「おどる」という字になりました。

この字に「しんにょう」がつくと「逃(にげる)」という字になります。

この字に「手」はつくと「いどむ」「しかける」になります。「割れ目をつける」意味から「いどむ」になりました。挑戦の挑です。
4月に「私の挑戦」を書いてもらいました。決めたことがそのままで、ほったらかしはいけません。報告を楽しみにしています。みなさんの「きざし(兆)」に手を入れて下さい。なにを書いたのかわからない人は担任の先生に聞いて下さい。

「きざし(兆)」を感じ、障害になるものを左右に分けて、逃げる(逃避)ことなく、ながめ(眺望)て、いどみ(挑戦)、大きくはねる(跳躍)1年にして下さい。
明るく元気に寒さに負けず頑張っていきましょう!