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2017年11月13日

「二つの公開」

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立冬が過ぎ秋色が濃くなってきました。今日は朝から抜けるような晴天で、色づき始めた校庭の大イチョウや高校棟前のメタセコイアにもまばゆいくらいの陽光が当たっていました。

この土曜日、雲雀丘学園ではプログラミングの体験教室を報道陣に公開しました。体験教室は10月7日に始まり12月19日まで延べ14回にわたって開催、幼稚園の年長から中学校1年生までの希望者約400名が参加します。この日はアドバンスコースの小学4,5,6年生39名が2人一組になって、タブレットを使いロボットで地球から火星や土星を目指すというプログラミングに挑戦しました。無事到着するとみんなで歓声を上げながら大きな拍手。見学に来られた保護者の方も一緒になって喜んでおられました。将来、この児童の中からプログラミングの大会で優勝者が誕生することをひそかに願っているところです。
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学園中高等学校では先週金曜日、「授業研究大会」を開催しました。これは中高の授業を他校の先生方や塾などの教育関係者にお見せしいろいろとご意見をいただくものです。134名のご出席をいただきました。11教科を行いましたがそれぞれ個性的で先進性があるように思いました。終了後の分科会では参加いただいた先生方からも高い評価をいただきました。また学園の受け入れ態勢や生徒の明るい雰囲気など授業のほかの面でもお褒めいただきました。ありがたいことです。
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私としては授業を広く公開し、授業力の向上に努めるという中高の先生方の意欲的な取り組みを大いに讃えたいと思います。これこそ「やってみなはれ精神」です。またこの日は通常の授業は実施したうえでの研究大会の開催でした。これも授業は絶対におろそかにしないという「授業第一精神」の現れでありうれしく思います。中井校長から来年度も実施するとの力強い決意が表明されました。さらに研究を重ね日本一の授業を実践されることを願っています。継続は力です。(2017.11.13)

2017年11月01日

「やってみなはれ、やらなわかりまへんで」

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大正13年(1924年)11月11日、サントリー山崎蒸留所は完成し、その竣工式が開催されました。今から93年前のことです。世界5大ウイスキーの一つ、ジャパニーズウイスキーはこの日をもって始まりました。余談ですが、工場に据え付けるポットスチルと呼ばれるウイスキーを蒸留する巨大な釜は、大阪から淀川をさかのぼって移動、陸揚げし、難関の東海道線は、深夜、列車の通らないときにコロを下敷きにして越えたとのことです。
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鳥井信治郎の「ウイスキーづくりへの挑戦」には「百人が百人反対した」と言われています。莫大な費用をかけても最初の数年間は原酒を寝かせる必要上、商品が出荷できない。鳥井信治郎は経営者として大変な決断をしました。私がサントリーで働いている1980年代には「サントリーオールド」というウイスキーは年間1200万ケース(14,400万本)以上販売されるに至りました。もちろんこの数字は世界一、「化け物」とまで言われたものです。そして今や日本のウイスキーは数量だけでなく品質的にも世界一と評価されるようになりました。

「挑戦」「チャレンジ」は企業では新入社員に求めるキーワードであり、「やってみなはれ」精神は、企業での社員教育の教材テーマにも取り上げられています。雲雀丘学園中高では毎年4月には生徒1400名全員が「私の挑戦」を書き校長に提出、校長は一人一人に激励の返事を送ることで生徒の挑戦心を培っています。「内向きになってしまった日本」は何としても打破しなければなりません。その先陣を雲雀丘の生徒が担ってくれればありがたいことです。

11月11日、雲雀丘学園ではこの秋から実施している「プログラミング体験教室」を報道関係者へ公開します。プログラミング教育の狙いの一つに「自らの力でやり抜く精神を養う」があります。失敗を恐れず試行錯誤を重ね最後までやり抜く姿勢は「やってみなはれ」精神にも通じます。そして生徒だけに求めず学園経営にも常に「やってみなはれ」精神が求められているものと思います。(2017.11.1)