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2018年06月12日

「梅雨空記念日」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~
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曇り空、少し小雨もぱらついた6月12日の朝は、梅雨空のもと、記念すべき日になったかもしれません。小学校の児童会の役員が「挨拶運動」で、登校してくる児童や生徒に「おはようございます」の声をかけるのですが、今朝はその役員の中に、登校してくる1年生が一人二人と加わって長い列ができ、「おはようの合唱」が学園にとどろきました。自然発生。先生方も反対側に並んでニコニコ、さながら何かイベントを行っているような光景となりました。

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20180612-3.jpg実はこのような気配は数日前から感じておりました。1年生が自主的に挨拶の輪に入ってくるようになりました。今日はそれがピークになったようです。挨拶は楽しく面白いのです。そして笑顔と元気を生みます。周りとの連帯感も感じます。小さな時のこのような経験は子供たちに大きな心の栄養を与えるのではないでしょうか。


20180612-4.jpgもう一つ。今日6月12日はトランプ大統領と金委員長の歴史的な会談がシンガポールで行われます。そして今日午前、高校2年生は修学旅行でシンガポールに向かい午後5時10分にチャンギ空港に到着します。おそらく現地は興奮冷めやらぬ状況にあると思われます。その真っただ中に飛び込むのです。何と貴重な体験でしょうか。

実は高校2年生の修学旅行は昨年まで北海道に行っていたのですが、今年度からは行き先にシンガポールを加え生徒の選択制にしました。グローバル化の進展の中、特に東南アジアのダイナミズムを肌で感じてもらうことが大切であると考えました。もちろん北海道の大自然の中でファームステイし、環境問題を正面からとらえ、チャレンジ精神を培うことも重要であることに変わりはありません。

(2018.6.12)

2018年06月08日

「たゆまぬ改善」

~雲雀丘学園常務理事・学園長 岡村美孝~
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先日、トヨタの2018年3月期の決算発表がありました。売上高29兆円、純利益2兆5千億円と日本企業として過去最高額を達成したのですが、発表にあたった豊田章男社長は真剣な表情で「自動車産業は生死をかけた戦いが始まっている」と語りました。

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 シンボルツリー メタセコイア        小学校 楠

トヨタがこの巨大な売り上げと利益を上げる根源は、あくなき原価低減とトヨタ生産方式にあるといわれています。この好決算に表情を少しは緩めてもと思いますが、豊田章男社長はなおも「大変革の時代を『100年に一度の大チャンス』ととらえ一層の『原価低減』と『たゆまぬ改善』に取り組む」との決意を語りました。

事実私たちも「トヨタは乾いた雑巾も絞る」会社だと教えられてきました。生産現場に立つ人は歩く歩数を1歩でも少なくする工夫をすること、待つ時間を1秒でも少なくすることが「原価低減」につながるとして、ひとり一人が持ち場持ち場で「たゆまぬ改善」を続けました。

学校経営もよく似たところがあります。雲雀丘学園は「関西を代表する一流の学園を目指す」との目標を持っていますが、実はこの目標自体にはなんら推進力はないのです。というか役に立たないのです。大切なことはその目標を個々人がどう受け止めそれぞれの立場で何を実践するかにかかっているのです。

過日、小学校の運動会が開催されました。私は実に見ごたえのある充実したものだったと思っています。リレーは力強い迫力ある走りがありました。玉入れはユニークなダンスが加わり思わず笑みがこぼれ、組体操は竹棒を使うことで改善がなされていました。その他の演技でも多く改善(変化)が見受けられました。

ところが、逆説的になりますがこの改善はなくても運動会は楽しく進行し、終了したと思います。改善や変えるということはなくても不自由はない、進んでいく。ここに落とし穴があります。しかしやっておかないと知らないうちに会社や学校は確実に劣化し、いつの間にか取り返しがつかない事態になっているのです。

不断の変える努力がそれを評価する組織が生き延びていくためには必要不可欠だと思います。


(2018.6.8)