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2017年11月24日

高校1年生 クリティカル・シンキングのハロウィーン授業より

20171124-0.jpg High school first graders take lessons called Critical Thinking twice a month, which was briefly introduced by Principal Nakai in his blog in May. The goals of the course are to improve students’ thinking, discussion skills and presentation skills. At the end of October, students took part in a Halloween-themed role play discussion that we called “Zombie Nightmare.”
 In a role play discussion, students are given a role and a problem or situation to discuss. In the Zombie Nightmare discussion, their roles were four people trapped in a large house that was filled with zombies! Students were given role cards that explained their character’s skills, goals, and so on. For example, the police officer is strong and noisy, and has various equipment that a police officer might have, such as a pistol, nightstick and handcuffs. Also, the police officer’s goal is to help everyone.
 Once the roles were explained, students were given a detailed map of the house and began to discuss what to do. Their problems included how to deal with the zombies, how to open certain locked doors, how to save friends trapped on a different floor, and ultimately how to escape the house.
 One clear advantage of a role play discussion compared to a discussion where students are themselves is that the roles given mean students will have opinions to contribute. In a normal discussion, some students might not be interested in the topic and may have no opinion on it. Also, in the case of the Zombie Nightmare, we gave slightly conflicting goals to each role. For example, the police officer wanted to save everyone, but another character wanted to leave the house as quickly as possible. Such tensions promoted a more aggressive style of discussion but still within the cooperative context of working together to create a plan. Finally, the theme and game-like nature of the activity motivated and challenged students. During the lessons, the teachers noted students were participating very actively and doing an excellent job using their English to explain and discuss their ideas.
 We will continue to deliver lessons offering a balance of fun, cooperation and challenge in our Critical Thinking Classes.

 高校1年生では、月2回、中井校長が5月のブログで紹介して下さったクリティカル・シンキングという英語の授業を受けています。この授業での目標は、批判思考力、ディスカッション能力とプレゼンティション能力を高めることです。ハロウィーンを祝うため10月末に、「ゾンビ・ナイトメア」というロールプレー・ディスカッションをしました
 普通のディスカッションでは、生徒は自分の意見を言いますが、ロールプレー・ディスカッションでは登場人物(キャラクター)の立場で意見を言います。「ゾンビ・ナイトメア」では、4人のキャラクターがゾンビでいっぱいの大きな家で罠にかけられています。まず、各生徒には、自分のキャラクターの目標や道具などを説明されたロールカードが配られました。例えば、警察のキャラクターは皆を守ることが目標で、道具として、拳銃や手錠などを持っています。
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 次に、家の地図が配られ、ディスカッションが始まりました。ディスカッションの論点は色々と出てきました。例えば、ロックされたドアを開ける方法や3階で罠にかけられた友達を助ける方法などです。もちろん、ゾンビに何をすれば良いのかも話し合っていました。そして最後に、家からどうやって逃げるかという問題も出てきました。
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 普通のディスカッションとロールプレー・ディスカッションを比べると、はっきりと分かる大きな違いが1つあります。それは、ロールプレー・ディスカッションは登場人物として参加するので、意見が言いやすいことです。残念ですが、普通のディスカッションでは、話題に興味がないと参加しない生徒が時々います。また、ロールプレー・ディスカッションでは、面白い状態を創造することが出来ます。この「ゾンビ・ナイトメア」では、それぞれの登場人物同士が衝突する場面が出てきます。例えば、警察は皆を守らなければならないのに、他の登場人物はなるべく早く逃げたいと言います。こういった状況の中で、生徒たちは協力して、ある程度の文脈の英語で積極的にディスカッションし、一緒にプランを創造しなければなりません。
 何よりも、このアクティビティは、生徒たちが積極的にコミュニケーションを図る動機を与えてくれました。
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 これからも、生徒たちが、楽しみながら協力し、チャレンジできる授業を提供していきたいと強く思っております。

(2017/11/22 中高学校 教諭 スワン・スティーブン)

2017年11月17日

小学校1,2年生の授業より

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 One of the easiest and most engaging ways to learn English is to practice using new target language in practical and hands-on ways. This allows the students to see the purpose of the lesson clearly in a way that has real meaning for the learners.
In the 1st and 2nd grade class we have been busy earning colors and shapes. With those goals in mind, the teachers prepared a set of tangrams for each pair of students. The students then looked at the shape of the object on the TV monitor and one by one they used their tangrams to build the object with their partners. The sets included several similar shapes but of varied sizes. The students naturally inquired to the teacher with classroom English “How do you say(小さい) in English?” Thus, their request became more precise and their confidence grew.
Within 2 lessons, the students asked their partners for pieces of the puzzle with ease and raced against each other to complete the puzzles as many times as time allowed. The most satisfying sight for the teachers was to see classmates helping each other, not just telling the answer, when their fellow student needed help. That is the true essence of a global learner.
We will continue to find ways to engage the students as they become confident communicators.

20171117-1.jpg 英語の時間に新しい表現を学ぶための最も早い方法は、実用的、実践的に練習することです。これは、子どもたちが授業の目的をはっきりと理解することにもつながります。
 1年生、2年生では、今、「色と形」の勉強をしています。これらを学習するために、ペアで1組のタングラムを用意しました。

 子どもたちは、隣の席の子に、”I need a triangle.”などと言い、必要な形を1つずつもらいながら、モニターに映った形と同じものを作っていきます。タングラムのセットには同じ形の大きさ違いも含まれています。子どもたちが習ったことを使って自分で尋ねるように、あえて、大きさの違う三角形はどう言うのか教えませんでした。すると、子どもたちの中から自然と、習ったClassroom Englishを使って、”How do you say 小さい in English?” と尋ねる子がいました。このようなプロセスが、習ったことをより正確に使うことにつながり、また、子どもたちの自信にもつながると考えています。

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 このような授業を2時間すると、子どもたちは、タングラムのパズルを完成させるために必要な表現を簡単に言えるようになり、今度は、時間内にどれだけたくさんのパズルを作ることができるかを競い合うようになりました。我々が何よりも嬉しかったのが、子どもたちが、ただ答えを言うだけでなく、助け合って取り組んでいたことです。友だちが言えなくて困っていると、ペアの友だちが助けていました。これこそ、グローバル教育の神髄なのです。
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 これからも、子どもたちが自信を持ってコミュニケーションを図っていけるよう、授業づくりに努めていきたいと思います。
(2017.11.17 小学校教諭 松本セイラ)

2017年11月10日

小学校4年生の英語授業より

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はじめまして。このブログでは、雲雀丘学園での英語教育についてお伝えしていきます。

今回は小学校4年生での授業の様子を紹介します。

雲雀丘学園小学校の英語科の今年の大きな課題は、「1時間の授業の中で、子どもたちにどれだけ英語での発話を促すことができるか。」です。
4年生では、今、「好きな食べ物」についての学習をしており、自分のことだけでなく、She/He/You/We/Theyを用いて、他の人の好きな食べ物についても言えるように練習しているところです。所謂「三単現のS」が出てきています。
しかし、4年生の子どもたちに、文法事項を言葉で伝えてもなかなか理解には結びつかないでしょう。「暗記しなさい」、と押しつけると、嫌になってしまう子も出てきます。
これを、子どもたちが、難しいと感じることなく、楽しく自然に身につけるには、と考えたのがこのゲームです。
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サイコロを振り、出た目の数、コマ(消しゴム)を進めます。ルーレットを回して出た主語を元に ”She likes curry and rice.”, “ They like boiled eggs.” “He doesn’t like chocolate.”などと、必ず文で言わなければなりません。でも、子どもたちは、楽しんで取り組んでいます。気づいたら、全員が何度も何度も英語で練習している、という状況になっています。
4人グループで取り組んでいるので、分からなくても、助けてくれる友だちがいます。得意な子は率先して、他の友だちを助けているのです。そうやって、子どもたち同士で助け合いながら学習することの大切さも同時に学んでほしいと願っています。
普段、全員の前で英語を話すということに恥ずかしさやためらいを感じていた子も、この日は、自分から大きな声で話していました。
「先生、来週もこのゲームできますか?」そんな声も聞こえました。
単調なドリル学習になってしまいがちな活動も、このようにゲーム性を持たせることで、子どもたちが主体的となって楽しく学習することができます。
このゲームを何度かしているうちに、どの子もすらすらと言えるようになっています。
その頃を見計らって、言えるようになったのかのチェックをします。
そうすることで、「できた!」「言えた!」という実感を重ねて欲しいと考えています。
(2017.11.10 小学校教諭 森下真伊)