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環境大使 田植え体験(6月5日)

 日本人の主食である米作りを体験することは、食物の大切さや、生態系への影響など考える上でいろいろな意義を持っています。意外に知られていないことを紹介します。
 政府の減反政策により耕作放棄地が増加しています。人の手が入らない耕作放棄地には雑草が生え、そこは虫の住みかとなります。この虫が耕作中の田んぼへと移動し稲を食い荒らします。農家では害虫駆除のため農薬を増やすことになります。
 耕作放棄地に人の手が入ることは、減農薬にも繋がっていくのです。
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田植え風景                   指導してくださった農家の方

 6月5日(日)三田市の青野ダム近くの田んぼへ、中学1年生から高校1年生の環境大使を中心に一般生徒、保護者、教員等を合わせ、42名が参加して有機農法での田植えを体験しました。
 田んぼには、アメンボウやタガメなどの昆虫やカエルなどがたくさんいました。田んぼの中に、最初足をつっこんだときはグジュとしていて気持ちが悪いと思いましたが、入ってみると泥の中は意外と暖かく、グジュグジュ感が返って楽しく思えました。
全員が一列に並び苗を植えていきました。尻餅をついてズボンを濡らしてしまう人も何人かありましたが、1反の田んぼに苗を2時間足らずで植えることができました。
植わった苗の列を見ると、『前にならえ!』と号令を掛けたくなりましたが、指導してくださった農家の方に『これなら田車が押せるから上等ですよ。』と慰めてもらいました。
 何はともあれ、1反の田んぼの田植え完成させ、参加者全員大満足でした。

*田車:稲と稲の間を押して雑草を除草す農機具。正式名称は中耕除草機。

今月の校外活動予定
19日(日) 篠山 黒豆の苗付け(一般参加も受付します)
26日(日) きずきの森 整備活動