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2009年05月29日

志望理由書講座

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本日,高校3年生を対象に志望理由書講座がひらかれました。学力開発事業部から岡田眞奈美先生にお越し頂きました。AO入試や公募制入試を甘くみてはならない。中途半端な気持ちで臨むものではない。また,志望理由書がいかに重要なものであるかなど,書き方とともにお話いただきました。
1時間の講義のあと,受講のほとんどの生徒がアドバイスを受けるために個別質問をしていました。15:50から1時間の予定が終了したのは18:00でした。その意気込みが志望理由書にあらわれることを楽しみしています。

2009年05月28日

情報の活用(2)― 図書館にもある進路情報 

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 本校の図書館にも次のような職業情報があります。

○「13歳のハローワーク」
 2003年に発行されました。著者の作家村上龍さんの確かな職業観と、はまのゆかさんの絵の優しさと内容のわかりやすさで、ベストセラーになりました。いまだにその新鮮さを失っていません。
○ 「なるにはBOOKS」(進路指導室にもあります)
○「5教科が仕事につながる」シリーズ
○「プロフェッショナル仕事流儀」
○「あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑」①② 
 映像職業情報として、NHK教育テレビで「あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑」が放送されています。例えば「救命救急医」とか「視能訓練士」という、一般的にはなじみが薄い職業もこれを視聴するとよく分かりますよ。実際に生き生きと働く若者をとおして、その職業についての実際の様子が手に取るように伝わってくる番組です。そして、この本はこれまでの放送分をまとめたものです。

 学校では、直接、その職業に従事している方々にお話を聴く企画も予定しています。(12月、「職業人に学ぶ」高1対象)
 将来に備え、様々な職業についての情報の獲得にもつとめてほしいものです。

2009年05月25日

情報の活用― 大学等からの情報


 先週の進路指導部「学習法」シリーズは繰り返し読めましたか。
貴重な「情報」の中から、「これだ!」と思う情報を手に入れ、
それを反復実践し、しっかり身につけることが「情報の活用」です。
自分にふさわしい学習方法を確立して実践してほしいものです。
 
 さて、進路指導部宛に、今年度も大学、短期大学、専門学校等
から続々と、学校、学部、学科情報が送られてきます。
 すでに5月23日までに本校宛に大学関係226通、短大関係30
通、専門学校関係等173通が送られてきました。

 皆さんに、必要な情報として、進路指導室の棚に整理して閲覧で
きるようになっていることは4月当初にも紹介しました。
まだ訪れたことのない方は進路指導室(仮校舎1F)に足を運び、
大いに資料を活用してください。「憧れの学校」が身近なものになる
はずです。
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2009年05月23日

思考力を伸ばす方法

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   暗記だけでは、本当の力はつかない。

(1)テレビ、マンガの見過ぎは思考力を低下させる。
  テレビは30分か1時間単位でさまざまなジャンルの情報が一方的に入ってくるので、一つのことをいつまでも考え続けることができず、何事も徹底的に考えようとしなくなる。
マンガは言葉が少なく 絵で見ていくので、言葉で考える思考力は身につかず、イメ-ジで覚えるだけの癖がつく。
 一生懸命テスト前に暗記したのに、その問題が出なくて悪い成績になったと嘆く生徒がいる。実は、同じところが出題されているのに、出題形式が少し変えられているために応用できず、やってないところが出たと言ったりする。
  このような人は、テレビの前でかじりつき、『マンガ頭』になって、物事を深く考えようとせず、イメ-ジで覚えてしまっているのです。
 マンガは気分転換程度にしておこう。マンガよりは小説など文字の多い書物を読もう。
 文字を読むスピードが速くなります。
 勉強部屋には、テレビやマンガは置かないこと。
 人間誰しも弱いもの。ついつい眼の前の楽しみに誘惑され、気がついた時には、手遅れということになりかねない。

(2)ノ-トの活用
  自分なりに、自分流儀でノ-トを作成してみよう。この工夫こそ思考力をつけると共に、学習が楽しくなる近道。色を塗ったり、図を描いたり、参考書から抜き出したり、プリントをはったり、お好みのままに。

(3)基本事項は根底から学べ。
計算の方法や公式、英語の文型などを単に丸暗記するだけでは思考力はつかない。
どんなときに、どの公式を使うかということがひねった問題ならわからなくなる。
 公式の導き出し方から理解しよう。他人に教えることができれば最高。
 十分な基礎は優れたひらめきを生む。

(4)他人に頼るな。
わからないことをすぐに尋ねるのも場合によっては考えもの。
 教科書、参考書を何度も見直し、とことん考えよう。
”あきらめてはダメ”。苦しんだほど、解答できた時の喜びは大きい。
そのときに、思考力がグングンついている。

 よく考えてもわからないときは、友達に聞いてみよう。
 他人に教えてあげることは、思考力を伸ばす。それは、相手がわからないところを考え、どのようにするとわかりやすくなるかを工夫するのですから・・・。
 「情けは人の為ならず」というように。
 この1週間、勉強の方法をお伝えいたしました。
 中学、高校時代に身につけた学習方法が、きっと皆さんの将来に役立つことでしょう。

高大連携・パワーアップゼミ・サテラインゼミの再開

5月25日(月)より、大阪大学、大手前大学、関西学院大学との高大連携の活動が再開します。
慶應義塾大学SFCとの高大連携講座は予定どおり5月30日(土)にひらかれます。
またパワーアップゼミ、サテラインゼミは5月26日(火)より始まります。
関係の生徒は気分を新たに参加してください。

2009年05月21日

伸びる生徒の学習方法

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昨日は、脳の特性から考えた合理的な学習方法を簡単にご紹介しました。
本日は、もう少し具体的な方法をご紹介します。
 その前に、チョット一言。
 脳はそもそも覚えるよりも忘れることを得意としています。特に、短期記憶は忘れるようにつくられているので、学んでも忘れるのは当然。忘れる以上に学び続けるか、忘れにくい学び方をするしかない。
学習とは繰り返しである。毎日、学び続ける習慣が重要です。
 
 成績がよい人とは、忘れても忘れてもめげずに、海馬に繰り返し繰り返し情報を送り続ける努力家に他なりません。
 
 そして、「学習における努力により得られる成果は、等比級数的に上昇します」。
つまり、一ヶ月努力して成果が2倍になったとすると、二ヶ月努力を継続すれば成果は4倍。
一年間努力を継続すると成果は2の12乗倍。すごいでしょう!
これが継続することの大切さなのです。

学習をする上で大切なのは、自分に合った方法を見つけ、毎日勉強し続ける習慣を身につけることです。
習慣は第二の天性です。
学習方法を考えるヒントとして、次のあげるような方法があります。
良く勉強できる人や成績のよい人は、このような方法をうまく組み合わせて、自分にあった勉強方法を確立しています。参考にしてみて下さい。


<伸びる生徒の具体的な学習方法>

(1)積み上げ学習 ・・・・・・・・・ 自信をつけて、次の段階へステップ
 ごく易しい問題でも、完全に習熟できるまで何度も何度も繰り返すことで応用力がついていきます。易しいところから順に難しい方へ進んでいく。
 この積み上げ学習をすれば雲雀丘学園中学校・高等学校に来ている皆さんなら誰でも賢くなる。
時間がないからと言って、難問に最初から取り組もうとする人もいるが、嫌気がさしたり、自分の無力さに失望するだけ。急がば回れ。
三匹の子ぶたの教訓を忘れるな。
 あなたは、すぐに結果を出したいと思って、ワラの家をつくっていませんか?
 レンガの家をつくりましょう!

(例)数学・・・・正の数負の数
   ①18-27=  ② 9+(-5)= ③ (-25)+(-14)=    ④ (-13)-26=
⑤-19-(-62)=   ⑥-3/5 -(-19/13 )=   ⑦-7/2 +(-11/3 )-(-7/15 )-0.3+(- 4/7 )=

 ①,②,③は易しいですね。でも、侮ってはなりません。1つでも計算間違いをするようではまだまだです。④,⑤,⑥は計算間違いをしやすい問題。これもできればいよいよ⑦へ。
教科書や問題集は必ずこの順に配列してあります。
時間短縮のためだと言って焦らず、順に確実にやることが大切。基本的な部分を身につけるには、この方法が最適です。
応用力は基礎を充分に行うことでついてくると心得よ。


(2)確認学習 ・・・・・・・・・・自分で正誤を確かめながら進め。

 問題を解いていても、それが正しいか、誤っているかがわかれば、学習意欲が高まり、学んだことがらが、頭の中にスム-ズに入ります。問題を解いたら必ず正解を見て確認しよう。
正解なら楽しいし、誤っていればまた時間をおいてそこをやり直そう。
2~3回反復しているうちに、自然とできるようになってくる。

 <漢字、英語の単語、地名、基礎用語などの暗記に有効>
(例)英単語の覚え方
単語帳や単語カ-ドをつくろう。英単語とその意味を分けて書き、必ず一方を隠し、それを他方を見て言い当てたり、書いたりしよう。完全にできたらその反対も。
 次には、先生になったつもりで、自分で試験問題を作ってみよう。自作の試験で何点取れるかな? 
 苦労した程、知識は残る。病原菌に対する免疫力みたいなもの。  
 ”Easy come, easy go. ”

(注意) 答を見ながらとか、単語帳でも英単語と意味を見ながら覚えたのではイメ-ジや雰囲気で覚えただけ。
上から順に覚えて行っただけなら、場所や順序で覚えていたりする。
順番が変わったりするとできなくなる。知識として残っていないのです。
テストのときオテアゲなのはこのタイプ。解答を導くまで、自力で行え。すぐにヒントを見たり、答えを見たりしないこと。
 数学の問題では、式と答を覚えようとする。授業や問題集でやった問題とまったく同じ問題を出すと、途中の式を忘れて無茶苦茶になっているのに答だけ正解であったりする。
 また、問題は同じようでも数字が違っているのに、そんなこととは知らず、覚えたとおりの答えを書くような人もいる。勉強しても勉強しても成績が下がってくる人はこのようなことをしています。


(3)過剰学習 ・・・・・・・・・ 勉強は腹十二分めで

 『一通りできるようになった』,『だいたいわかる』で、終わったのでは、試験で半分ぐらいしかできないでしょう。
 一通りできるようになったら、更に余分にそのことを学習する。知らず知らずのうちに要領がわかり、手早く問題のコツを学び取ることができる。
ほんのわずかの時間を使ってでも、余分の学習をすることで効果がアップします。
 これがスピードと応用力をつける最善策。決められた時間内で、正解を出さなければならない(スピードが求められる)のが、定期考査やセンター試験などの大学入学試験。
 過剰学習が、高得点を保証する。

(例)英語の授業で、"This is a pen."" これは、ペンです。" を学んだとしよう。
 これは理解もでき、和訳も英作もできる。宿題はここまで。これでよし。
 でも、ここで終わらず、a pen を、変えてみよう。椅子、黒板、リンゴ、鉛筆、猿、先生、生徒などを用い、声を出して言ってみる。書いてみる。
 さらに、知識がふえれば、Thisの代わりにThatを用いたり 、These にしてみたり。
この過剰学習こそ文の構成がわかり、単語も覚えるし、発音,英作の力がつく。

 問題集や参考書を用いて、授業で学んだところを復習するのもこの方法。
 問題集、参考書は一教科一冊ずつ主義で。(学校で購入していればそれ以上は購入不要)
 目移りや浮気心は、勉強でも禁物。


(4)全習法と分習法 ・・・・・ 一口で食べるか、少しずつ食べるか

 全習法・・・・ひとつの単元を一度に全部学習していく方法。
 分習法・・・・ひとつの単元を細かく分けて学習していく方法。
(例)長い詩を暗記する時、最初から最後まで通して読み、それを何回も反復して覚える方法が全習法といい、全体をいくつかに分けて部分ごとに覚えていく方法が分習法です。

<おすすめ>
*やさしい分野や内容とか、国語、歴史などまとまりがある科目は全習法
*難しい分野や内容とか、英語・数学・理科の基本分野などは分習法
   ただし、分習法だけで練習をやめると、もう一段高い実力はつかない。
 いろいろなタイプの問題を混 ぜて(全習法に切り替えて)過剰学習をすることが必要。

(例)数学の因数分解を練習する時、因数分解に4つのタイプがある。
  ① ma+mb-mc=m(a+b-c)   ② a2+2ab+b2=(a+b)2  
   ③ a2-b2=(a+b)(a-b)     ④ X2+(a+b)X+ab=(X+a)(X+b)
      (注)ただし、a,b,Xの後ろの2は、二乗を示しています。入力の仕方がわからなかった。お許しを。

①のタイプを十分練習してから②に移り、②が十分にできて③へというようにやってみよう。
タイプごとにするから、パタ-ンを自然に覚えることができ、どんな変形したものでも見分けることができる。そして、いよいよいろんなタイプの混ざった問題を練習すると、効果バツグン。


(5)プリント、テスト活用法 
 学校でやった小テストやプリントの問題部分や大切な箇所を切り抜き、ノ-トに貼って、その下かまたは隣にでも再度自分で解答しておこう。復習ができるし、試験勉強のまとめにもなる。
 プリントや小テストは重要な事がらの集約である。これを捨てるものは、大切な教科書やノ-トを捨てるのと同じで、愚者のすることです。
 定期考査や実力テストも問題を保存するのはもちろん、テストを返却してもらった後、必ずやり直してみよう。間違ったところを、数日、数ヶ月おいてやり直し、できるようになっていたら、その分野は「わかった」といえる。
 
 定期考査を受けながら、どの科目にどのような方法で学習したら高得点とれるようになったか、試行錯誤をしながら、自分の学習方法を見つけてください。
 

2009年05月20日

脳生理学から見た合理的学習法

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今日は、脳の特徴からみた学習の方法を、紹介します。

(1) がむしゃらだけでは、報われない。
  「記憶の干渉」は避ける。<「ながら勉強」は、記憶の干渉を起こす。>
  学習の相乗効果<1つの科目が伸びてくると、他の科目も伸びてくる>
  海馬の性質を考えた復習法とは、日をおいて反復復習する方法。
  復習は、同じ内容の学習を繰り返すことで成果が出る。 <参考書や問題集を替えるのは、自殺行為です>

(2) バイオリズムを生かす。
 <不規則な生活は、海馬のはたらきが悪くなる。勉強しても身につかない>
  学習効果が高まるのは、金曜日と土曜日。<週末は勉強したほうが、効果がある。>
  毎日同じリズムで寝起きすると、レム睡眠で目覚めるので、頭もすっきり。
  寝ることも勉強のうち。<寝ないことは、海馬に情報の整理や選択の猶予を与えないことです>


(3) θ(シータ)波が、学習効果を高める。

 学習力と好奇心は相乗効果で高まる 【知識が深まるほど、好奇心が強くなる、つまらないは「無知です」と暴露していること】
 感動的学習法。感情が加わると、記憶しやすい。「へぇー」は、感動的学習法の合言葉。このような学習をすると脳内にθ(シータ)波が発生している。
 危機的学習法:脳にとって危機的なのは、空腹と低温。危機的なとき、脳内での記憶が高まる。
 失敗は成功の元、プラス思考が伸びる方法。
「くよくよ」はθ波の発生を抑える。
 よくよするな! 「どうせダメだろう」、「無理だろう」も、θ波の発生を抑える。

(4)一歩ずつ、急がば回れ 解らないところは、解るところまで戻る。 
 <わかるとは「分かる」とも書く。わからないところがわらないという人もいるでしょう。説明できるかできないかで分けることができれば、解らないところがわかったのです>
  <ヤル気がないとき、先ずは、何よりも机に向かって勉強を始めてみること。すると次第に作業興奮が発生して、やる気も出てくる。>
 大きな物事を捉えて理解することから始めよ。知識は、できるだけ連合させる。
 得意科目から伸ばそう。多くを記憶して使いこなされた脳ほど、さらに使える脳になる。

 「合理的」って、簡単に成果が出るということではありません。
理にかなっているということです。
やはり、努力の二字を忘れずに、地道に学んで行くことが最良の方法なのでしょう。
「やればできる」は、「やらなければできない」ということ。
脳細胞が健全な若い時代だからこそ、脳細胞を使ってあげよう。   ファイト!!


2009年05月18日

記憶をよくする方法

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 新型インフルエンザで休校になった今週は、生徒の皆さんにとって、今まで学習したことを整理して定期考査に備えるチャンスです。
 よく「記憶」よりも「創造」が大切だといわれますが、物事を知っていないと創造もできません。
英語の単語も覚えていないと、英文も読めなければ、会話もできないのと同じです。
つまり、記憶することが先ず学習のスタートといえます。
そこで、本日は第一弾として、「記憶をよくする方法」をお伝えします。
その前に、チョット、記憶と脳について、お話します。
 記憶には、「身体記憶」とか「手続き記憶」といって、自転車の乗り方のように身体で覚える記憶と、「陳述記憶」といって出来事や意味等の知識の記憶があります。
前者は主に小脳(神経細胞が1000億)で行われ、後者は大脳(神経細胞が140億)で行われます。この大脳記憶にも、短期記憶(数秒~数分)、近時記憶(数時間~1週間)、長期記憶(数ヶ月~ずっと忘れない)があり、一夜漬けの勉強は近時記憶。これを反復学習することで、長期記憶となります。短期・近時記憶は「海馬」でプールされ、何度も繰り返されたり、整理統合されると、大脳へ行って長期記憶となります。長期記憶にすると、大学入試でも、入社試験でももう安心。
 ややこしい、話はこれぐらいにして、
 
 記憶をよくする方法としては、個人差はありますが、次のような方法を留意して勉強すると記憶力がアップすると思います。

当たり前のことであり、いろんな先生方から言われていることと思いますが、次のようなことをちょっと意識して学習してみてください。

(1)精神を集中させること。できれば何でも知ってやろうというように、好奇心をもって臨むと効果が上がります。”ながら勉強”は一切禁止。人間の精神は眼と同じで、一つのことしか正確には受容できないのです。

(2)目、耳、口、手など体を使って覚えると、1つのことの記憶に使う神経細胞が多くなるほど身につきやすい。

(3)覚え方を工夫しよう。語呂合わせをしたり、その事項に関連づけながら覚えると、忘れにくいし、思い出しやすい。(統合させると長期記憶になりやすい)

(4)反復する。何回も連続して暗記しようとするよりも、断続的に反復する方が効果が上がる。(海馬に同じ情報が入ってくるから、これは重要だと海馬が思い、近時記憶から長期記憶になる。)

(5)記憶しようとするときに、記憶が劣っていると思うな。『無理だろうなぁ』と思いながらやると、抑制作用が働き、学んだことは身についていない。

(6)睡眠は適当にとり、真夜中に覚えることはダメ。睡眠は記憶を整理する時間です。

 実際、簡単に記憶できる方法はありません。
 集中力と継続力が、学力を高めるのです。
 人々に1日24時間、均等に、天は時間を与えてくれています。
 要はそれを、どのように使うかなのです。

2009年05月17日

学習の方法を紹介します

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学生の皆さんは、「なぜ勉強しなければならないの?」って、悩んだことはありませんか。

 なぜ学ばなければならないか?という問いかけに対して、「いい大学に行きたいから」、「いいところに就職したいから」「他人に勝ちたいから」という理由もあるでしょう。
 実は各自各様で、正解はないのかもしれません。
 
 佐藤一斉は「少年時代に学ぶことで、壮年時に事をなすことができる」ということを言っています。
「ベクトル」や「微分積分」などを学んでも、それが直接大人になって役立つ人というのは限られた仕事に就いた人だけでしょう。
 しかし、直接役立っていなくても、その考え方、学習の仕方が大人になってから、まったく違った職業であっても必ず役立ってくるのです。
 
 また、ある国立大学の学長は次のように入学式で述べています。

(1)我々は幾千年に渡る人類苦心の業績を学ぶのである。

(2)我々は文化を継承し、新たな文化を創造するために学ぶのである。

と・・・。


これはかなり高尚な内容かもしれませんが、こんな意気込みで、高い志で学んで行きたいものですね。

今週は、主に、学習の仕方について、発信しようと思います。何かの参考になれば幸いです。

慶應義塾大学SFCとの連携講座 申し込みについて

5月20日が締め切りになっていました慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)との高大連携講座の申し込みは、現在学校が休校の状態ですので、来週以降も受け付けることにいたします。学校が再開してからで間に合いますので、興味のある人は奮ってご参加下さい。

5月22日の「21大学合同入試説明会」中止のお知らせ

 5月22日(金)午後、高校2年・3年生対象に、本校において実施する予定でした「21大学合同入試説明会」は、このたびの新型インフルエンザによる休校のため、中止いたします。
 後日機会を見つけて行いたいとは思いますが、現在のところ未定です。
 

2009年05月16日

合格ポイント講座(小論文・志望理由書)を実施しました。

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AO入試および推薦入試を睨んだ志望理由書と小論文の「合格ポイント講座」を開きました。これは、大学入試の現状を見てみると、AO入試及び推薦入試は本学園が方略的に取り組むべき課題であるとの認識から始まったものです。今日の講師は「学研」の学力開発部小論文添削室・岡田先生。参加した高校3年生約50名の生徒は真剣な眼差しで、講義を聴きました。今後は生徒のニーズに応じて、志望理由書と小論文に分けた取組みが行われます。

2009年05月14日

学習人材バンク登録のお願い

 このブログでも4月にお知らせいたしましたが、本校ではいくつかのキャリア教育の行事に取り組んでいます。その中で、「職業人インタビュー」と「職業人に学ぶ」は、職業人の方のご協力がないと実施できません。そこで、平成14年度より同窓会のお世話で「学習人材バンク:雲雀丘学園ネットワーク」を推進してまいりました。毎年、多くの保護者・卒業生の方にご登録いただき、感謝しております。
 これらの企画は、生徒たちが専門的な知識や技術を有して働いておられる保護者・卒業生の方と出会い、その職業観を学ぶことで自己実現に向けて学習意欲の向上を図ることをねらいとしたものです。
「職業人インタビュー」は6年目、「職業人に学ぶ」は7年目を迎えますが、事後アンケートでは「よかった」「役に立った」「感激した」と、未知の世界に触れた新鮮な驚きと率直な感想が寄せられています。
保護者の皆様には、5月12日にお子様を通じてプリント配付しています。趣旨にご賛同いただき、多くの皆様のご協力をいただきますようお願い申し上げます。
 登録につきましては、電話・FAXでお申し込みいただくか、メールの方はこのHP同窓会の「告天子の会」の登録フォームをご利用ください。

1.職業人インタビュー
時期:夏期休暇中(7月21日~8月22日)
対象:中学3年生(165名)
講師:職業人20~30名
内容:生徒たちが4~5人のグループで、直接アポイントメントをとって、職場に
      お伺いする。
2.職業人に学ぶ
 時期:12月12日(土)予定
 対象:高校1年生(296名)
  講師:職業人15~20名
 内容:講師1人につき生徒20名以内で約40分の講演を本学園でしていただく。
      

2009年05月12日

高1サテライン 始まる

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今日は高校1年生のサテラインの初日でした。今年からサテラインは高1も高2も、また数学も英語もすべてハイレベルを採用し、ややむつかしい内容を充分に理解する手助けと受講生の監督のために阪大生に協力をお願いしています。高校1年で登録をした生徒は英語が82人、数学が63人です。

さて今日は高1英語の第1回目でしたが、参加人数が多いので文化館の視聴覚をつかうことになりました。4時40分からの進路指導部長の短い挨拶に続いて、指導監督の阪大生、男性(経済学部)1名と女性(工学部電子工学科)1名の自己紹介がありました。

授業が始まると、皆真剣な表情でスクリーンに見入り、 ノートを取っていました。これから30回、この集中が続けば大きな効果が得られそうです。

2009年05月07日

大学生活レポート

卒業生からの大学レポートです。
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桜の花も散り、ようやく大学生活にも慣れてきました。
まさか自分が合格するとは思っていなかった大阪大学での生活は、楽しさと面白さに溢れる毎日で息つく暇がないくらいです。
日々の分かりやすく非常に興味深い講義は、単に教養を深めるだけではなく、自分の考え方や視野を大きく広げてくれます。
講義を通して、高校で学んできたことがとても狭い視野だったということに驚きを感じるとともに、それが無くてはならない大切な土台だったのだと痛切に感じています。

大阪大学のモットー、「地域に生き 世界に伸びる」とあるように、大阪大学は、世界的に高い水準での学術研究はもとより、地域とのつながりも大切にしています。
その中のひとつが、先日、5月1~2日に行われた「いちょう祭」です。
もちろん、学祭なので出店や各種イベントなども数多く行われますが、この祭りの注目点は大学の一般公開です。
よくあるオープンカレッジとは異なり、研究所や実験室などが一般に公開され、最先端の研究を間近で見られるだけでなく、教授が丁寧に内容を説明してくれるので一般の人でも十分に理解できます。

このようなとても恵まれた環境で学べることに大きな喜びを感じ、また同時にそのプレッシャーをひしひしと感じています。
まだまだ始まったばかりですが、いつか日本だけでなく様々な国に貢献できるよう、真摯に日々学んでいきたいと思います。

2009年05月02日

高校3年生模試

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高校3年生が5月1・2日と今年度に入り初めての模試を行っています。クラブ活動では最後の試合を前に奮闘中、5月10日の体育大会に向けては恒例のエンカレッジメントの練習。そんな中、受験生であることをしっかりと意識付けされる記述模試です。自分の力で結果をつかんでください。

2009年05月01日

FINE SYSTEM(成績管理システム)活用方法の説明会

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本校では、従来からFINE SYSTEMを利用して、進路指導に役立ててきました。昨日は学級担任をはじめとして、より多くの先生方にFINE SYSTEMを利用してもらうため、講習会を開催しました。

FINE SYSTEMを利用すると、模擬テストの成績や生徒の学習習慣などのデータを元に、学年やクラスの学力状況や分析だけではなく、個々の生徒の学習面における苦手分野、学習習慣と学力の関係などを簡単に調べることができるようになります。

生徒や保護者の皆さんとの個人懇談などに、今まで以上に大いに活用されることが期待されます。