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2012年10月30日

合格祈願(2)

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国宝本殿
 北野天満宮の社殿は昔から、朝廷や将軍家がその修繕にあたりました。国宝の指定を受ける現在の本殿は慶長十二年(1607)豊臣秀頼公が造営されたもので、この時作られた三光門、東門、校倉等も現存しています。
この社殿の造営は父豊臣秀吉公の遺志であったとも伝えられています。
 古来、神社祭祀は庭上で行われてきましたので、壮大な殿内で祭典を斎行することができるこの社殿の完成は神社建築史上画期的なものでありました。八棟造りと称され、総面積約五百坪の雄大な桧皮葺のお屋根を頂くその威容は、造営当時そのままに絢爛豪華な桃山文化を今に伝えています。
                 北野天満宮発行の宝物殿パンフレットより

10月26日の校外学習において北野天満宮に参拝した際に、上記の国宝の本殿において祈祷していただきました。3クラスずつ2回に分けて本殿に上がり、全員で正座し神主さまの話を含め約15分ほどかかりました。日頃正座をあまりしないので終了後足が痛くて当分立ち上がれない人もいたようです。
天満宮からいただいた合格祈願の札を各クラス教室の前に大切に飾っております。
学問の神様に見守られて、日頃の成果が本番に発揮できることを願っています。

2012年10月26日

合格祈願

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高校3年生は、55期生の進路実現・志望校合格を願って北野天満宮に参拝いたしました。
秋の校外学習で、北野天満宮にお参りすることが近年の恒例行事となりつつあります。

北野天満宮
ご祭神 菅原道真公
相殿  中将殿
     吉祥女

 北野天満宮は、菅原道真公(天神さま)をお祀りした全国の天満宮の代表的な神社であり、国を鎮める守る神として、平安時代中頃少女の巫女多治比文子らによって北野の里右近馬場に道真公(以下菅公と記します)の御霊をお祀りしたのがその始まりとされています。
 菅公は「和魂漢才」の精神を以って学問に励まされ、幼いころから発揮された文才と学識をもって、朝廷の官僚として活躍されました。
「和魂漢才」とは、外国つまり当時我が国が手本とした中国の優れた文化を学びまた摂り入れても、日本人としての大和心は忘れてはならないという心がまえのことです。菅公の御霊が天神さまとして祀られて後、永延元年(九八九)一条天皇により初めて勅祭(天皇の命令によって行われる祭)がとり行われ「北野天満宮天神」のご神号が与えられました。
 寛弘元年(一〇〇四)一条天皇の行幸を初めとして代々皇室のご崇敬が篤く、また江戸時代にはこどもたちの精神的な柱として全国の寺子屋に菅公のご分霊が祀られたり、そのご肖像が掲げられるなど天神さまとして親しまれ、学問の神様としての信仰は現代にまで受け継がれています。
                      北野天満宮発行の宝物殿パンフレットより


                        

2012年10月25日

補習紹介-英語-

2学期よりあらためて「補習」が、再スタートしました。
高校3年生対象としては、「応用英文法・語法・語彙」(桑野)「英作文演習」(桑野)「標準英文法・語法」(植野)「標準英文演習」(植野)「長文読解」(葛山)「和訳演習」(葛山)の4講座です。生徒たちはそれぞれの目標に合わせて選択し、意欲的に取り組んでいます。ただ忘れてほしくないのは普段の授業を決しておろそかにしないことです。その上で、自分の目標に照らして、その普段の授業を補完するのが「補習」です。普段の授業の「予習」「復習」をきっちりこなして、さらにもちろんのこととして、「補習」の予習・復習も大切です。習ったことを自分のものにするには、自分自身の積極的な取り組みが欠かせません。特にこれからの受験勉強には「主体的な」学習が一層求められます。健闘を祈ります。Nothing venture, nothing have.

2012年10月20日

高大連携講座-大阪大学-

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大阪大学高大連携講座感想文

「民族紛争を考える」を受講して

 私は阪大の高大連携講座「民族紛争を考える」を受講しました。その民族紛争というのは漠然としたものではなく、南アフリカの、スーダンや南スーダン共和国内のディンカ人、ムルレ人といった民族間で行われている限定的な紛争についてでした。しかし限定的、といっても紛争を解決しようとある一部の団体が動いても紛争によって利益を得ている別の団体によって紛争は継続化されてしまったり、毎日のように人が亡くなっているため人の命が軽んじられている現状がある、といった密度の濃い内容でした。
 講座は4日間という短期間のもので、その流れは、先生のレクチャーを聞き、細かく調べて現状を把握し、そのうえでその解決方法を自分たちなりに考える、というものでした。先生のレクチャーを聴くというのはもちろん講座を受けた全員で聴きましたが、それ以外については、基本的に4,5人のグループでの行動でした。
 まず調べるというのは、万博公園付近にある民族博物館内の図書館での個人の文献調査以外は、すべてグループのインターネット上での調査でした。しかしネット上とはいっても、日本語で役に立つ資料はほとんどなく、英字新聞などを読んでの調査となり、大学に入るとかなりの英語力が必要になるのだと痛感しました。そして、ほとんどがインターネット上での調査ということで、ネットは本当に欠かせないものだということも思い知らされました。
 また、自分たちなりの解決方法を考えるということですが、グループ内でのディスカッション形式で行われました。その際に、ほかの人の紛争についての考え方を知ることができ、また自分の意見も言えて、そのディスカッションの結果を全員の前で発表できたというのはとてもいい経験になったと思います。
今回の講座では、単に大学の授業はどのようなのかを体験できただけでなく自分の興味のある問題についての授業を受け、20数人という少人数でしたがその人たちの前で発表を行い、図書室での文献調査をしたり、見慣れない英語の論文や新聞を読んだり、また阪大生と直に話せたりという普段の今の生活ではできないことができたので、受験勉強をしなければならないこの夏休みの4日間を返上してでも、この講座を受けることができて本当によかったと思いました。
高3女子

2012年10月17日

高大連携講座-大阪大学-

大阪大学高大連携講座感想文

「発明・発見??」を受講して

 2、3回休みましたがそれ以外は半年間大学にほぼ毎回週1で通いました。大変な時もありましたが、それ以上に得たものがとても多く終わった今受講する前よりいろいろな成長をすることができました。
まず学校とは全く違う場所で授業を受けるのは毎日の生活にちょっとした楽しい変化を与えてくれましたし、なによりいつも新鮮な気持ちで受講することができました。授業も高校で受けるものとは上から下まで全く違います。高校では先生が主に話します。しかしこの講座に関しては先生より生徒の方が話します。自分たちのグループで発明したいものについてたくさんのディスカッションやブレストや実験を重ねなければいけないからです。教授が奇抜なこれからのアイデアを言ったりアドバイスしてくれたりすることがありますがそれ以外はほとんど生徒です。もちろん予定も生徒が決めます。また前でプレゼンする機会がやたらと多く苦労しましたが、大学生のプレゼンからいろいろ学べたし自分自身も少しは上手くなったと思います。プレゼン以外での自分の意見を言うとき-質問タイムやディスカッション中-などたくさんの場面で役に立ちました。今までの話からうすうすわかると思いますが、自分の作りたいものへの意欲、きちんとした意見、話術、前で余裕をもって話せる度胸などたくさんのものが要求されます。それ以外にものを考える際には頭の柔軟性、こだわり執着してやるくらいの気合いや思い入れ、商品化してからの売れ行きを見通し綿密に計画を立てられる計画性、独創性、芸術性などを要求され学んだことは数知れないです。こうやって週1の講座は何かと忙しい中苦労しつつあっという間に過ぎていきました。一番嬉しかったのは最後に私たちの班がプレゼン1位だったことです。酷評だったので言われたときは信じられませんでした。同時にこの頃にはすっかり阪大生気分だったのでこれでもう来ないのかと寂しくもありました。
高大連携講座は授業だけでなくキャンパスの日常、大学生の会話からのぞくリアルな大学生活などを知ることができその大学をよく知るのにもぴったりだと思います。大学への憧れがより強まりました。今回の意外な発見は大学生って思っている以上に私たちとかけ離れた存在ではないということです。正直行く前は1人おいていかれるのではと緊張していましたが、ついていけました。でもさすがと思うような場面は数多くあり頼もしい先輩達でこんな人たちになりたいなと思えました。
高2女子

2012年10月16日

『テストの花道』上映会

10月10~12日の3日間、60ホールにてNHKで放映中の『テストの花道』を上映しました。内容は推薦・AO入試特集で、どのような準備で臨むべきかについて、大学の入試担当者の声をまじえながら説明されました。特に3日目の「面接」特集では、多くの生徒が集まり、熱心にメモをとりながら聞く姿が見られました。

2012年10月15日

高大連携講座-大阪大学-

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大阪大学高大連携講座感想文

「創薬化学最前線への誘い」を受講して

今年は『創薬化学最前線への誘い』という講座を受講しました。
薬品研究に関係することを基礎から学ぶということで、漢方薬として古来より使われている薬から、近年の分析技術等を駆使してデザインされた薬についてまで幅広く講義がありました。
特に印象に残っている講義は天然有機化合物とそのキラリティーについての講義です。両の掌と同じように決して重なることのない関係にある構造を持つ分子、というだけで生理的作用が全く異なる。学校ででも何度も出てきたことなので知ってはいましたが、Limoneneを使いいざ体験してみるとその差は歴然としていました。差、と言っても匂いをかいだだけですが。Limoneneの光学異性体を比べました。両方とも見た目は無色透明の液体で何も差がありませんでしたが、片方はレモンのようなさっぱりとした香り、もう一方は箪笥などの防虫剤を思い出す匂いでした。
 また、たくさんの実験もさせていただきました。旋光度の測定、高分子合成、有機化合物の分離など、授業で出てきていながら実際にはしたことのない実験を数多くすることができました。
 今年の講座も、去年受講した『蛋白質構造化学入門』も、私が希望している進路に深く関わる分野です。講座で出てくることはほぼ全て授業より数段発展的な内容でした。全て理屈などを理解したとはいえませんが、これまで以上に化学に興味を持つことができ、やはり希望進路に進みたいと思いました。加えて、大学生の先輩方と同じ講座を受けたので授業や実験の待ち時間などで先輩方に受験のアドバイスや大学生活のことなどを聞くことができました。オープンキャンパスなどの相談コーナーでは絶対に言えないことだ、などと笑いながら話してくれました。
 高校1、2年の皆さん。高大連携講座はぜひ受講してみてください。毎週大学に行かないといけないので大変だ、面倒だ、などと感じるかもしれませんが本当に受講をお勧めします。学校で授業されたことでも、実際に実験をしてみると改めて理解できることも多いです。私はいくつかの高大連携を受講しましたが、どれも学校の授業だけでは得られない発見がありました。講座内容も重要ですが大学の先輩方と知り合えるのも高大連携の特色だと思います。せっかくチャンスがあるのだから1度くらいは受講してみてください。学校ででは得られない何かをきっと見つけられます。
高3女子

2012年10月14日

高大連携講座-大阪大学-

大阪大学高大連携講座感想文

「都市と農村から考える環境」を受講して

 私は今回、大阪大学高大連携講座で、「都市と農村から考える環境とグローバルサスティナビリティ」という講座を受講しました。この講義では、サスティナビリティ(持続可能性)について理解を深めるため、都市と公害、開発と南北問題、資源と地球環境、日本の農村と農林業、という4単元を受講し、後半で学生主体にグループディスカッションを行いました。
 私がまず興味を持ったのは、「水俣におけるオーラルヒストリー」という講義です。水俣病前後の状況から、チッソ株式会社、公式発見までの話を聞きました。そして、その教訓として、住民や専門家の声に反応し対策を講じられる行政の仕組みを確立し、研究者による原因究明や企業の社会的責任と業界の対応が求められるようになったという講義内容でした。大学生のように手を挙げて質問することはなかなか出来なかったのですが、教授に指名され、科学者の社会的責務・倫理について意見もいいました。
 また、「ミレニアム開発目標、グローバル化、および市場経済」という講義にも興味を持ちました。そして、この講義から、格差について発表することをグループ内で決め、インフラ設備の格差、貿易による格差、食糧の格差、教育格差を発表しました。毎日、最後の1コマで行われるグループディスカッションでは、法学部、文学部、工学部の大学生の方とその日の講義について、また、教授から与えられた持続可能な都市、資源利用などの議題について議論しました。高校でのグループディスカッションとは違い、内容も難しく、自分の知識不足も感じました。しかし、さまざまな学部の視点からの考えを聞き、さらに、環境問題、発展途上国問題について自分自身で深く考える良い機会となりました。
 この講座は、朝9時前から、議論が長引けば6時過ぎまでの長い講座でしたが、どの講義も興味深いものばかりでとても充実した3日間でした。また、大学生の講義に参加するのは不安がありましたが、教授の方々ともたくさん話をさせていただき、大学生の方々にもとても親切にしてもらったので、全く心配する必要はなかったです。意識の高い大学生の中に入り講義を受けると、まだまだ勉強することは多くあると感じました。現在ある問題は、1つの視点からではなく、多角的な視点から考える必要があると思いました。この講座で学んだことを将来に活かしていきたいと思います。
高3 女子

2012年10月13日

高大連携講座-大阪大学-

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大阪大学高大連携講座感想文

「博物学の世界を覗く」を受講して

 僕の受講した『博物学の世界を覗く』は僕が今までに持っていた大学の講義のイメージを大きく変えるものでした。募集の時の詳細に「生き物オタク集まれ」とあったのを見て、まさに「自分のことだ」と思ってすぐに応募したのを覚えています。ただただ椅子に座って理論や事象を聞くのではなく、フィールドに出て自らで見て、触れて、感じる。だから理解もしやすかったし、とてもおもしろかったです。梅田でビルの大理石の柱の化石を観察したり、焼肉を食べながら動物の消化器官を学んだりと講義の内容はユニークでした。講義の受講者も個性派ぞろいで、様々な生物分野の話を聴けたことは自分の狭い視野を大きく広げ、真の生物オタクに近づけた大きな要因だと思います。大学の雰囲気をつかむだけでなく、大学生生活で大事なことや勉強法など阪大志望でなくても受講する価値は大いにありました。ぜひとも、今後も続けていくべき制度だなと思います。

2012年10月12日

高大連携講座-大阪大学-

大阪大学高大連携講座感想文

「博物館体験コース」を受講して

私は、「博物館体験コース」という基礎セミナーを受講しました。小さい頃から博物館に興味があったので、受講しました。
巻き物などの考古資料の取り扱い、展示物の配置、展覧会を開くに当たっての手順などの話を聞いたり、吹田キャンパスにある薬学部の植物園で実習をしたり、博物館に関係するさまざまな分野のことについて学びました。実際に大阪市内の博物館に見学に行って、副館長さんに案内してもらって、普段公開していない裏側なども説明して案内してもらいました。実習として、大学内の石碑やあちこちに設置してある芸術作品らしいものをグループで調べて発表する、ということをしました。
創造していた大学の授業とは全く違ったけれど、毎回とても興味深かったです。阪大生と関わって、勉強のコツなどを聞けたり、いろいろ話が出来ました。普通に生活していたら、阪大の授業を受けることもないと思うので、この講座を受講できたことは、とても良い機会だったと思います。
                                  高2女子

2012年10月11日

高大連携講座-大阪大学-

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大阪大学高大連携講座感想文

「ものづくりフロンティア」を受講して

  僕は、大学がどんな授業をしているのか、どういうことを学べるのかということを知りたくて、高大連携講座を受講しました。僕が受けた講義『ものづくりフロンティア』は、工学部に入った大学生が一番初めに受ける基礎セミナーでした。この講義は、普通の講義と違い毎週講義をしてくれる教授が変わります。また、様々な分野の事を学ぶので、自分がこれから何について学んでいくのかを決めるのにはもってこいの講義でした。
基礎セミナーということで、難しい話はあまりなく、聞きやすかったです。教授によって授業形式が異なるため、毎回どんな授業になるかワクワクしていました。1番面白かったのが無重力実験についての講義で、教授が生徒にクイズを出したり、実際にテーマを決めて実験している映像をみたりしました。宇宙ステーションでの仕事内容など、初めて知ることが多かったです。
接合化学研究所も見学させていただきました。レーザー接合の様子や核フィルター、金属などの耐久度をはかる大掛かりの装置などなかなか見る機会のないものをたくさん見させて頂きました。学生と教授がチームになって研究している姿は新鮮でした。
この講義を受けて、大学によって研究していることが異なるということ、大学の授業を受けるには、高校までの知識の土台が必要だということなどが分かりました。視野も広がるので、志望校の高大連携講座じゃなくても受けてみる価値はあると思います。大学でこのようなことを学べるのが楽しみです。

2012年10月10日

高大連携講座-大阪大学-

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高大連携講座の受講終了証の授与が行われました。様々な内容の講座に触れ、色々な学びを得ました。
その学びが少しでも伝わるように感想文を掲載させていただきます。

大阪大学高大連携講座感想文

「民族紛争を考える」を受講して

 私は8月7日~10日大阪大学へ「民族紛争を考える」という基礎セミナーを受講しに行きました。このセミナーは色々な学部の学生が受講でき、また1回生だけでなく4回生の方 海外留学生の方大学院生のサポートのもとで 開講されていました。様々な視点から物事を考えさせられる非常に内容の濃い4日間でした。先生のレクチャー、グループワークを中心に活動しました。
 今セミナーでは、22年間に渡ったスーダン内戦、内戦終結後 南部スーダン人が住民投票の結果、2011年7月9日に南スーダン共和国として独立した後も続く北部スーダンとの緊張関係の中で、特に 武力紛争により多数の犠牲者が出ているジョングレイ州とその周辺地域に焦点を当てロウ・ヌエル人、ボル・ディンカ人、ムルレ人という3つの民族の中で起こった紛争の事例をもとに調査しました。
  調査は、インターネットや文献資料から紛争の事例を収集し、大多数の資料が英文で書かれているので、それらを訳し 時系列に従って配列し分析し発表するという流れでした。
 グループ・ワークの報告をまとめると、第一に、この3つの民族をはじめスーダンの紛争は、牛の収奪が原因で起こったり、また紛争中に多くの女性と子供の誘拐される事件が多発していることがわかりました。第二に、ロウ・ヌエル、ボル・ディンカに比べムルレ人の情報があまりにも少なく、日本語の文献も全くないと言っても過言ではない程少ないということがわかりました。  そして最終日には、それぞれの班でジョングレイ州・上ナイル州での紛争をよりよく理解するにはどうすべきか。また、紛争を減らす平和を構築するにはどうしたらよいか。ということについてそれぞれのグループで討論し、グループごとでまとめて報告しました。それらをまとめると、「紛争をよりよく理解すること」においては、1. 相手の文化を理解すること(今セミナーでは日本ではあり得ない牛がとても重要であるという文化)。 2. 現地の実情を知る人物(当事者・被害者・加害者)の直接話をきくこと。 3. 日本においては、アフリカの歴史教育を推進させること。 などが挙げられる。「紛争を減らす・平和を構築すること」においては、1. インフラ整備  2. 教員の育成 3. 紛争のない地域を当事者自身に視察してもらう必要最低限の食糧支援 4. 畑や井戸を作る技術の伝授 5. アフリカの人々は元々身体能力に長けた人が多いので、スポーツを推進することでオリンピックに出場出来る機会を増やしてあげること。 などが挙げられる。
私はこの4日間のセミナーを受講し、一番痛感したことは 英語力がとても大事だということでした。少人数民族であるため情報が少ない上、英語の文献ばかりだという現実を身に染みて感じさせられました。紛争解決においても、まだまだ情報が少なく現地調査であったり過去に紛争が解決された地域(ex.ガーナ)を参考に考えて域機会を増やすことが解決の第一歩につながると思います。そして、歴史を深く知るということは問題解決において とても重要な役割を果たすと思います。理系、文系のどちらを専攻するにかかわらず、また国が違う者同士で同じ一つのことに焦点を当て 意見を出し合うことは、色々な角度から考えることができることの大切さやこれから先の可能性を広げる良い機会になると思いました。始めは大学生と一緒にセミナーを受けることに不安もありましたが、高大連携講座は自分の視野が広がると同時に今まで自分の中で 気づかなかった事に気づかされる、とても良い機会になると思いました。私自身 進路について悩んでいて、今回このセミナーを通して高大連携講座は進路について悩んでいるなら「本当に自分がやりたいこと」を見つけるきっかけとして良い機会になると思いました。また自分が大学で学びたいことを考えるヒントもあると思うので、このような機会を有効に活用するため行動することはとても大切なことだと思いました。私にとって、この4日間はとてもいい刺激となりました。今後、この経験を生かしていきたいと思います。
                                  高3 女子

2012年10月09日

指定校推薦者全体説明会

10月6日(土)会議室にて、指定校推薦で大学を目指す生徒たちが集まり、全体説明会が行われました。学校長および進路指導部長より、「一人ひとりは学校の推薦を受けた代表者なのだ」という思いをもって受験に臨むよう、心得が述べられました。

2012年10月06日

理系生物二次対策(論述)講習

 毎週火曜日の放課後、理系生物選択者に対象で、論述を中心とした講習を実施しています。
2学期終了までに合計13回ありますので、以下の予定で実施します。
①細胞と組織、②生殖と発生、③遺伝の法則と遺伝子、④刺激の受容と反応、⑤内部環境の恒常性、⑥植物の反応、⑦タンパク質と酵素、異化と同化、⑧筋収縮、免疫などとタンパク質、⑨遺伝情報と発現、⑩生物の起源と進化、⑪生物の系統と分類、⑫個体群の構造と維持、⑬生物群集と生態系
 講習開始時に、出席生徒に解答番号を割り当て、生徒はその場で解答を考え、答えを板書します。
板書された答えをその場で添削し、間違っているところやポイントをきめ細かく指導していきます。
この論述の練習をすると、基礎の再確認となり、さらには大学入試の生物の得点上昇につながります。昨年この授業を休まず受講して、ほとんど×をつけられながら論述練習した生徒が、「生物の論述練習のおかげで小論文も書けたので、島根大学医学部医学科に合格できました」と、文化祭前の講習で受講生に話していました。
 自分の知っていることがいかに曖昧か気づくとともに、また相手に伝える言葉を客観的に吟味し、相手に正確に伝える練習をしてみよう。

2012年10月02日

補習紹介(数学ⅢC入試演習)

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金曜日 7限 数学ⅢC入試演習
 数学ⅢCはセンター試験がなく、授業で扱っている内容が入試に直結します。この講座では授業で扱った内容がどのような形で入試に出題されているのかを中心に紹介していきます。
入試に出やすい単元・問題の形式はある程度決まってくるので、入試までの多くの問題に触れることが大切です。毎回、次回の講義予定もお知らせしていますので、必ず予習をして臨んでください。

木曜日 7限 理系数学演習
 こちらは理系の数学ⅢC選択者を対象に開講しています。ⅠAⅡBも演習が不足しますので、基本的な入試問題を題材に演習をします (ⅢCを選択しない者は授業でカバーしています) 。
こちらも予習をして臨むことが前提になる講座です。しっかりがんばりましょう!