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2017年02月24日

図書館と猫

 猫本の中から、新着図書を紹介します。
 図書館ねこベイカー&テイラー/ジャン・ラウチ、ライザ・ロガッタ(早川書房)   

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 図書館で暮らす猫、図書館ねこ。日本では出会えそうにないですが、アメリカやイギリスではわりに多くの図書館ねこがいて、ねこ好き本好きに愛されているのだそうです。
 この本に登場するのはベイカー&テイラー。アメリカ西部の町の小さな公立図書館で、数匹のねずみを見かけた司書たちが「本を守らなくちゃ!」(ねずみは本の大敵)と思い立ち、ネズミ捕獲係として雇われます。
 折れ耳とまん丸な目をもつ2匹のスコティッシュフォールド。メロンの好きな「ベイカー」とヨーグルトの好きな「テイラー」です。
 アメリカの書籍卸売会社ベイカー&テイラーが名前の由来となった2匹は、この会社のマスコットもつとめ、小さな図書館だけでなく世界中で有名になり愛されました。

 その仕事ぶりを長年一緒に過ごした司書がエッセイにまとめた1冊。図書館の仕事や、2匹と様々な利用者との心温まる交流の様子が描かれています。ぽってりした2匹の図書館でのスナップもかわいい。

 又、現在全米各地で活躍する図書館ねこ達を訪ねたインタビュー?も掲載。

2017年02月22日

にゃにゃにゃの日

 今日、2/22は、にゃーにゃーにゃー。で、猫の日だそうです。
猫好きには、きっとたまらない1日ですね。
図書室にも『ねこ』で検索すると、たくさんの本が見つけられます。猫の生態に関する本はもちろん、写真集や小説、絵本。かわいい子猫から化け猫まで…。

 バラエティに富んだ猫本を集めてみました。特集コーナーでどうそ。

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        早速、写真集をめくった人から「かわいい~」の声が

2017年02月04日

ここで、一句

 今日は立春です。暦の上では春と言われますが、今日は実際、春のようなお天気です。

 そんななか授業中に中1生が、メタセコイヤや藤棚の下、校庭をウロウロ。昨日も見かけたので、てっきり理科の授業かと思っていたら、今日一緒にウロウロしていたのは国語の先生。

 まさかの俳句の授業でした。校内を巡り、いろんなものを目にしながら、俳句を詠んでいるようです。図書室の窓から見下ろすと、なんだかワイワイ楽しそう。確かに教室で机に向かっているより良い句が詠めそうです。

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 あなたたちの頭の上の「藤」も季語ですよー。 ちなみに「雲雀」も春の季語です。

 俳句に欠かせない季題・季語を集め、季(春、夏、秋、冬、新年)または 12ヵ月に分けて整理し、解説・例句を加えたものが歳時記。図書室でも色々な種類の歳時記を揃えています。
大人も読みたいこども歳時記/長谷川櫂(小学館)、俳句歳時記/角川学芸出版(KADOKAWA)  など。

 私たちの周りは季語にあふれています。
春で言うと、「梅」や「桜」など季節の花はもちろん、「入学試験」や「シャボン玉」「ぶらんこ」など身近なものや、春の山の明るい感じをさす「山笑ふ」 冬の間しめきられていた北側の窓を開け、冬の暗さが家から一掃され春を実感する「北窓開く」 など。季節を感じる美しい日本語がたくさん。