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だるまちゃん

 「だるまちゃんとてんぐちゃん」「はははのはなし」(福音館書店)
 「からすのパンやさん」「おたまじゃくしの101ちゃん」(偕成社) 
そんなたくさんの絵本。ピンとこなくても、だるまちゃんとてんぐちゃんがじゃんけんをしている表紙を見たら「あ!」と思うのでは。

 これらの作者であるかこさとし(加古里子)さんが先日92歳で亡くなりました。生涯現役の絵本作家で有り児童文化研究家でした。。
 加古さんの原点は、東京大学・工学部卒業後、民間企業の研究所に勤務しながら、生活に苦しむ人々の医療や教育を支える「セツルメント活動」に加わり、子ども達を楽しませるために自作の紙芝居を披露した事だそうです。
 その活動を通じて大人が力を注ぐべきこことは「子どもが興味を持った世界に一歩ずつ入り、深いところに行き着けるように誘うことだ」と確信したそうです。その後、加古さんは理系の知識を生かし科学絵本や、しゃかいの本シリーズにも取り組みました。

 こどものとうひょうおとなのせんきょ(復刊ドットコム)
子ども達の遊び場でのトラブルを題材に選挙について取り上げ 「多数決で決めることではなく、たとえ一人でもいい考えがあるなら、それもみんなで大事にすることこそ民主主義のよいところ。それを間違えると数の多いもの達が勝手に威張ったり、悪いことをする」 と子ども達に社会の仕組みを説きます。
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 日本の子ども達だけでなく、ラオスやベトナムなど人々の識字活動や障害児教育にも取り組んだ加古さん。選んだ題材は、人体、地球、本、選挙、そしてだるまちゃん・・・などなど。その作品は700点を超えます。