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2013年08月31日

「負けられない」

ー「合唱コンクール」にむけ音楽室練習を行いましたー

文化祭まであと1週間となった30日,合唱コンクールに向けた音楽室練習がありました。 「制限時間」は各クラス30分間。 指揮者,伴奏者が中心となって練習を繰り返していました。

合唱コンクールは文化祭1日目に学園講堂で中学,高校と分かれて開催され,各クラス自由曲1曲を演奏。 金賞目指し,音楽の授業だけでなく放課後も残って練習を続けてきました。 しかし,今年は中学最高学年としてのプレッシャーが重くのしかかります。 「負けられない」ー。 あと1週間,講堂リハーサルも含め練習が続きます。

2013年08月30日

まずは,形から

- 文化祭準備,進んでいます -

中学3年生のテーマは「躍る,踊る,魅せる」です。 どのクラスとも学園講堂のステージでダンスを披露する予定。 もちろん,曲の選定も,振り付けも自分たちで決めました。 そして,衣装だって気になります。

29日の放課後,あるクラスは校庭の片隅に衣装制作のため集まっていました。 厚紙に文字や模様を描き,カッターナイフで丁寧に切り抜き,その厚紙をTシャツに重ねてスプレーでひと吹き。 模様ができあがるとシャツを囲んで歓声が起きていました。

ダンスの出来よりも,まずは「形」から? そろそろ文化祭の「形」が見えてきました。

2013年08月29日

文化祭準備

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27日、中3全体で講堂練習がありました。 今年度の文化祭では、講堂発表を行います。 合唱コンクール以外では、初めてのことなので、 実際に舞台に上がって、立ち位置の確認や音響や照明の相談などを各クラス15分程度行いました。 クラスでの練習が始まったばかりなので、どのクラスも完成までは程遠いようです。 今こそ中3の力を、クラスの団結力を見せて下さい。

2013年08月26日

少し大きなイスに腰掛けて

- 「宝塚市子ども議会」に参加しました -

22日午後,「第14回宝塚市子ども議会」が宝塚市役所で開催されました。 今年度は本校から女子生徒1人が参加。 議場に入り議員用の大きなイスに腰掛けて,少し緊張した様子。 しかし,質問に立つとグループでリーダーを務め,小学生を上手にリードしていました。

この催しは,市内の小学校,中学校,高等学校,特別支援学校の児童生徒を対象に,日ごろ感じている疑問や要望などをグループで話し合い,それを市長や教育長に質問するというものです。

事前の学習会で,他の学校の子ども議員から出てくる要望は「(校庭を涼しく利用できるよう)校庭を芝生化して欲しい」「(臭いがひどいので)トイレをきれいにして欲しい」「(熱中症予防に)ウォータークーラーを設置して欲しい」などというもの。 しかし,本校では? 校庭には芝生,トイレは昨年度全面改修,ウォータークーラーは各階に1台ずつ設置 ー とすべて実現しています。 「恵まれているんだ,私たち」と思いながらも,リーダーとして意見集約。 議場では,学校の施設についてだけでなく,公園などに設置してあるゴミ箱の清掃状況や図書館の新設などについても質問を行いました。

言うまでもありませんが,地方議会は地方自治の根幹をなすものです。 このような催しを通じ,多くの人の考えを行政に反映させる過程を学習し,さらにその困難さも感じてくれればと思います。 また,中学3年では社会の授業で公民分野を学習しています。 これらの学習の一助になればと思います。

2013年08月24日

2学期のスタートは,テストから

ー 実力考査を実施しました ー

中学も残すところ半年となりました。 現段階での学力を確認するため23日,実力考査を行いました。 実力考査は各学期の始業式直後に実施しており,今回は国語,社会,数学,理科,英語の5教科で実施。 夏休みの宿題のできだけでなく,中学における学習の積み重ねの成果を試す問題となっています。

このほかに2学期には,10月25,26日に「学力推移調査」(ベネッセコーポレーション)が予定されています。

2013年08月23日

もう一つの甲子園

夏の高校野球も22日に決勝を迎えましたが,もう一つ「静かな甲子園」が行われました。 全国の中学生,高校生が数学の知識と技能を争う「数学甲子園」(日本数学検定協会主催)です。 第6回目の今年は過去最高の161校296チームが参加。 17日から全国各地で予選が行われました。 本校からも今年度初めて,中学3年生と高校1年生による2チームがエントリー。 予選突破を目標に「静かな勝負」に臨みました。

出題される内容は,「実用数学技能検定」の2級程度,おおむね高等学校2年生で学習する内容です。 もちろん,中学3年生は学習しているはずもなく,夏休み前からおよそ1か月の間で「なんとか」対策をしてきました。

予選を通過すると,9月15日に東京で開催される本選へ出場することができます。 そこでは,問題に解答するだけではなく,問題を創作発表することも要求されます。

野球の甲子園と異なり,数学甲子園は来年も,再来年も出場することができます。 このような取り組みを通し,数学に親しんでくれればと思います。

2013年08月22日

個でがんばった夏休みから,みんなでがんばる2学期へ

ー2学期が始まりましたー

残暑厳しい22日,およそ1か月の夏休みを終え始業式を行いました。 校長先生から「個人でがんばった夏休みを,2学期にみんなに広げがんばっていこう」と話がありました。

思い返してみると,夏休みは忙しかった。 7月は講習授業,8月には「カナダ研修」「サイエンスキャンプ」そして部活動。 もちろん,中学3年生としてじっくりと学習にも取り組んだことでしょう。 2学期には,文化祭,研修旅行と集団で取り組むことが多くあります。 夏休みにチャレンジしたこと,経験したことを,それらの行事で生かして欲しいものです。

2013年08月07日

【Science Camp 現地リポート19】
「ボク英語勉強するわ」

「先生,ボク英語勉強するわ」

新任のころ,生徒を私の出身大学のオープンキャンパスに連れて行ったとき,帰りの車内で英語が苦手の男子生徒が口にした言葉だ。 オープンキャンパスでの大学側イベントが終わったあと,私の所属していた研究室に案内した。

工学部の研究室とはいっても,学生の机が並び,その周囲にコンピュータが取り囲む。 とくに”派手な実験設備”があるわけでもない。 同級生だった大学院生から大学生の生活を少し聞かせてもらう程度だった。

その男子生徒に「なぜ,英語を勉強しようと思ったの?」と尋ねると,彼はこう答えた。

「だって,机の上に会った本は全部英語だったもん」

確かに机上に並んでいた本は英語のものばかりだった。 散乱しているメモもほとんどが英語と数式。 壁のホワイトボードにも英語。 インターネットの画面も英語のサイト。 本棚は英文の学術雑誌ばかり。 彼にとって,英語の重要性に気づくのに十分すぎる環境だった。

さて,今回のサイエンスキャンプ。 参加した生徒たちは何を感じ取ったのだろうか? そして,教室に戻って友人にどのような影響を与えてくれるのだろうか? 教師として楽しみで仕方がない。

その男子生徒にもその後,苦手な英語を勉強し国立大学工学部に進学した。 今回参加した生徒たちにはどのような将来が待っているのだろうか? (寿)


これで【Science Camp 現地リポート】を終了します。 ご覧いただきましてありがとうございました。

この Science Camp での研究内容については9月7,8日に実施される文化祭にて発表する予定です。

このたびの Science Camp では鳥取大学の教職員,学生の方々に大変お世話になりました。 生徒たちには忘れることのできない素晴らしい経験となりました。 感謝申し上げます。

【Science Camp 現地リポート18】
学校に戻ってきました

午後7時30分,予定より1時間遅れで学校に到着しました。 参加した生徒たちの表情には疲れの色が見られます。 バスに乗車する前,今回のサイエンスキャンプの感想を書いてもらいました。 そのどれもが学校で経験をすることができない出来事の連続でとても満足だったようです。 今回の経験を今後の学園生活に活かしてほしいと願っています。

【Science Camp 現地リポート17】
人を幸せにする医療,発明

手術室の見学のあとは,同大医学部で行われている最先端の研究について講義を受けました。

「幹細胞で乳房を治す手術の話」と題して,次世代高度医療推進センター副センター長の中山敏先生に講演いただきました。 まず,細胞の構造,分裂,幹細胞の説明を受けました。 そして,乳がんによる部分切除を行った乳房を脂肪幹細胞を注入することで再建する最先端治療を説明していただきました。

続いて,「あなただけの発明がある」と題して同センター医療機器部門長の植木賢先生に講演いただきました。 まず,世界に3台しかない介護用車イスを実演。 従来の車イスとの差異をグループでディスカッションをしました。 次に,「発明を生む4つの発想スキル」を教えていただきました。 たしざん,ひきざん(小型化),かけざん(転用),わりざん(逆転)の4つです。 イスラエルで開発されたカプセル型の内視鏡やロボット技術から派生した歩行支援の装具などを実際の発明例として見せていただきました。

見学,講義に熱中し,予定を30分ほど過ぎてしまいました。 病院をあとにするとき,講演いただいた中山先生が「世界に3台の車イス」に乗って,見送りに来られました。

午後4時,米子を後にしました。 およそ3時間かけて学校に戻ります。

【Science Camp 現地リポート16】
ロボット手術を見学

鳥取大学医学部附属病院では,ロボット支援手術室を見学しました。 昨年秋に完成したばかりのこの施設は,木目調の壁,間接照明,窓からは中海が一望できるなど,患者さんの緊張を和らげる心遣いがされています。

実際にロボット手術の様子を見せていただきました。 手術室から出てきた生徒たちの表情は今までとは変わっていました。

【Science Camp 現地リポート15】
米子に移動

研究発表を終え,ほっと一息。 大学の先生方を交えて記念写真を撮りました。

お土産のメロンを抱え,バスに乗り込み医学部のある米子キャンパスに向かいます。

およそ2時間で米子キャンパスに到着。 学生食堂で米子で研究していた10人と再会をしました。 昼食をとりながら,お互いの研究について話が盛り上がっていました。

【Science Camp 現地リポート14】
朝から発表練習

最終日の朝を迎えました。 今日は午前9時から研究発表を行います。 部屋の片付けをさっさと済ませ,発表の練習。 ドーナツ片手にパソコンの画面をのぞいています。


米子キャンパスの様子は進路指導部のブログで紹介されています。

2013年08月06日

【Science Camp 現地リポート13】
明日の発表に備えて

宿舎に戻るとすぐに入浴。 砂遊びをし過ぎたようで,足は砂まみれ。 アリドドームの亜熱帯を体験し,全身汗まみれ。

入浴が終わると,明日の発表の準備を始めました。 もう一度研究室に戻る班,大学院生の方が訪ねてこられ直接指導してもらう班も。

差し入れのドーナツをつまみながら,発表原稿の点検が続きます。

【Science Camp 現地リポート12】
砂丘で夕日,そして漁火が

砂の美術館をあとにして,鳥取砂丘にやって来ました。 ちょうど日没の時刻で,砂丘にでると目の前には赤い太陽が。 太陽を追いかけるように砂の中に駆け出していきました。

「馬の背」と呼ばれる丘に登ると波の音が。 記念に写真を撮ったり,裸足で砂の感触を味わったりとしばらく「砂遊び」。

太陽が西の海に沈むと,沖に出ていた漁船が灯りをつけ,水平線上に漁火が見えました。 Science Campのよい思い出になりました。

【Science Camp 現地リポート11】
砂の彫刻を鑑賞

鳥取砂丘のそばにある砂の美術館にやってきました。 学校の体育館ほどの建物の中に砂の彫刻がたくさん展示してあります。 外の展望台に出ると砂丘から心地よい風が吹いていました。

美術館を出て,隣にある売店へ。 家族への土産物を選びました。 勉強ばかりのScience Camp。 しばらく,旅行気分になりました。

【Science Camp 現地リポート 10】
真夏日,そして「亜熱帯」へ

午後3時半,各研究室で研究を終えた生徒か集まり,鳥取大学乾燥地研究センターの見学に出かけました。 同大名誉教授の井上光弘先生から説明をしていただきました。 同研究センターには高さ12メートル「アリドドーム」があります。 この中ではバイオエタノールの原料となる植物の栽培の研究や,降水による土地の侵食などの研究が行われています。

ドームの中は「亜熱帯」。 説明を聴きながらも,額には汗が吹き出しました。 その後,センター内で井上先生と一緒に夕食をとりました。


井上光弘先生のホームページはこちらです。

【Science Camp 現地リポート 9】
ただいまプレゼン作成中

明日の発表にむけて,プレゼン作成に入りました。 実験室でパソコンを広げ,スライド作成ソフトを使い,作成していきます。

実験中に撮影した写真を貼り,説明を加えていきます。 同時に,口頭で説明する内容も考えていきます。

発表は明日の朝,1グループ6分の持ち時間で行います。

【Science Camp 現地リポート 8】
風力発電機の完成

風力発電機が完成しました。

コイルの取り付け,LEDをはんだづけ,回転翼の成形などの作業をへて,見事完成。 扇風機に向けると,クルクルクル。

午後から風洞実験室で性能試験を行います。

風洞実験では,風速を秒速3メートル, 3.5メートル,4メートルと変化させ,発生する電流の値を読み取ります。

【Science Camp 現地リポート 7】
慎重に,ていねいに

「私たちを取り巻く環境中水銀レベル」では,キャベツやニンジンなど14種類の食品を乾燥,すりつぶし0.1グラムずつ計測。 精密天秤で小数第三位まで見ながら,慎重かつていねいに。

このあと,硝酸を加え電子レンジへ。 水銀分析計で含まれる水銀の量を測ります。

2013年08月04日

【Science Camp 現地リポート 6】
「こんなことができるんだ」と世界に示す

「磁性イオン液体をつくる」では,最近化学反応の溶媒や新素材として注目されているイオン液体について同大大学院工学研究科の伊藤教授より講義を受けました。 研究を進めて,リチウムイオン電池や宇宙船の潤滑油などに応用できるそうです。 「世界で初めてのことをして『こんなことができるんだ』と世界に示す」と研究の醍醐味を語っていただきました。

講義の後は実験室に移動。 磁石にくっつく液体であるかつ「磁性イオン液体」の合成に挑戦します。 実験には大学院修士課程の学生の方が立ち会ってくれます。 白衣を着用し,シリンジポンプを使って薬品を測りとっていました。

【Science Camp 現地リポート 5】
卒業生を囲んで

宿舎に学園の卒業生が訪ねて来てくれました。 彼女は3年前に学園を卒業し,現在は鳥取大学の農学部で学んでいます。 4年生になった今は,卒業研究に取り組んでいるそうです。

宿舎のロビーでおよそ1時間,大学での生活や,受験勉強について質問しました。

2日目は午前9時に研究スタートです。

【Science Camp 現地リポート 4】
学生食堂で夕食

夕方になり,激しい雨が降り出しました。 各研究室から戻ってきた生徒らは,工学部知能情報工学科の研究室へ。 そこでは,学部の紹介と大学と地域社会が協力して構築したバス路線検索システム「バスネット」の説明を受けました。 電車の路線検索システムはすでによく使われていますが,バスとなると停留所の多さや近接した停留所間の乗り継ぎなど,複雑なシステムになるそうです。

夕食は学生食堂で各自とりました。 このあと,大学の宿泊施設にむかいます。

【Science Camp 現地リポート 3】
ただいま,勉強中

午後からは各研究室に分かれて研究開始。

「風力発電入門」では,まず風車が回る仕組みを勉強。 ベクトル,交流,直流,実効電圧などの用語が飛び交う中,熱心に講義を受けました。 そして,明日行う実験の説明,小型風力発電機の作り方を学びました。

後半は近くの風力発電所に移動。 およそ100メートルの高さに圧倒されました。 実際,タワーの直下に行き,遠くからはわからない羽根のスピードを感じました。 しかし,雷鳴が聞こえたので早々に撤退。 風力発電も雷には弱いそうです。

【Science Camp 現地リポート 2】
知的好奇心を大切に

10時50分,予定通り鳥取大学に到着しました。 大学の広報センターで豊島良太学長より,歓迎の言葉をいただきました。

「(中学高校のときに)知的好奇心を継続し,大学に進んでほしい。そして,日本,世界を担う人物になってほしい」

ご担当いただく教員のみなさんと昼食をとり,いよいよ研究室に向かいます。

【Science Camp 現地リポート 1】
鳥取大学へ向けて出発

一足早く大学生気分で研究体験。

大学の研究室で研究体験を行う「サイエンスキャンプ in 鳥取大学」に参加する中学3年生9人が5日午前,学校を出発しました。 およそ2時間をかけ鳥取大学鳥取キャンパス(鳥取県鳥取市)に向かい,その後医学部のある米子キャンパス(同県米子市)へ移動します。

このサイエンスキャンプは,本校が力を入れる「ほんものの学び」の大きな柱の一つ。 鳥取大学のご協力で実施するのは昨年に引き続き2回目です。 今回は参加人数を20人に増やし,実施学部も地域学部,工学部,農学部そして医学部と,より幅広い研究テーマを用意していただきました。

中学3年の夏休みにこのような体験ができるのも,高校入試のない中高一貫校の強みです。 今回は多数の応募者があり,残念ながら希望者全員が参加することはできませんでしたが,このように積極的な生徒の姿勢には感心しました。 ぜひ,この夏休みを将来を考えるスタートにしてほしいと思います。


本ブログでは,鳥取大学で行われる「サイエンスキャンプ」での中学3年生の様子を現地からリポートします。 ぜひ,定期的にご覧ください。

名古屋大学で実施されたサイエンスキャンプの様子は,進路指導部のブログ「進路のへや」で紹介しています。 あわせてご覧ください。