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勉強する環境について①~自宅編~

いい努力=意志×環境×集中

今回は「環境」について考えてみましょう。

「勉強のできない人は部屋も散らかっている」こんな話を聞いたことはありませか?

部屋を片付けるとシンプルに勉強がしやすくなります。あとは、物を探す時間が減ります。物を探している時間というのは蓄積されると膨大なものになります。では、勉強をしやすい部屋とはどのようなものなのでしょうか。下の図が間取りの参考です。
121217_pc_fig1.jpg
(https://www.nhk.or.jp/hanamichi/p2012/121217.htmlより引用)

①窓から光が入るようにする(右利きなら左から)
②机の前にスペースをつくる
③イスは肘掛けつきのものがよい
④色の数をなるべく減らす(青色のものを多く採用して鎮静効果を狙う)

参考にできるところはしてもらって、効果を試してみるのもいいかもしれません。

とは言っても、研究者やできる人の中には部屋や机上がごちゃごちゃしているケースも見られます。その人たちは外から見ると、ひどいグチャグチャの部屋も、本人的には「覚えるため、情報整理をするための秩序だった空間」になっているそうです。逆に、あまりにもキレイな部屋だと、熱中していないということも考えられるそうです。物理学で『エントロピー』という言葉があり、時間の経過とともに無秩序化することを『エントロピーが高くなる』というのです。書類も少ないものが多くなり、机も汚くなる、熱中すると『エントロピーが高くなる』のが自然だというのです。

部屋や机が汚いのは、単にだらしないのか、それとも、本人なりの秩序があってのものなのか。それはあくまで一面的な見方であって、トータルで考えないといけないと思いますが、やる気がでないなら部屋の環境を見直してもいいかもしれませんね。