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羽生結弦選手から学ぶこと

羽生結弦選手が金メダルを獲得しました。男子フィギュアスケートでオリンピック2連覇は66年ぶりの快挙です。以下は2018年2月16日 スポーツ報知に掲載されていた記事です。羽生選手の素直な人柄と強い精神力が養われた高校生活がよく分かるエピソードです。

「2014年のソチ五輪で羽生が男子フィギュアで金メダルを獲得する約1年半前。“高校生の羽生の声”が掲載された2013年度の東北高学校案内に「一番、影響を受けた先生」として名前を挙げたのが1年時に担任だった高橋さんだ。当時を振り返り「素直でまじめで本当に手がかからない。一度決めたことは絶対に曲げない子でした。特別扱いせずに接してきたので(入学案内を)見たときはびっくりしました」という。影響を受けた言葉。それは高橋さんが「強いて言えば注意した」というものだ。

羽生「大きな大会の後に風邪を引いて休みがちだった僕に先生は『学校に来ることとスケートをすることは、直接関係はないけれど、学校に来ることを通して精神力を鍛えることができる』と言いました。たとえ試合で疲れていても、なんとか頑張って1日登校すれば、2日目も来られるようになる、体が弱るのはつまり気のゆるみなのだということ。僕は3年生になった今もその言葉を胸に頑張っています」(原文抜粋)

 高校1年の頃から遠征はあったが、2、3年時に比べると学校に来られる時間は多かった。クラスの仲間とも分け隔てなく接し、高橋さんが担当する体育では「フィギュアでもジャンプを追求していたせいか分かりませんが、バレーボールやバドミントンは上手だった。ほかにも適応する能力は高かった」という。ただ、ぜんそくの持病もあり、大会の翌日などに風邪をこじらすこともあった。その中で高橋さんの頭に浮かんだのは同僚から聞いた同校OGで元女子プロゴルフ世界ランキング1位の宮里藍さんだ。
 高校3年でプロ転向する前からツアーを転戦していたが「日曜の夕方まで大会があっても、必ず月曜の朝には登校していたと聞いた。大会には特別欠席を使って参加している。やりたいことをしているなら、やるべきこともしないと一流の選手になれない」。羽生や両親にも両立の大切さを伝え、その後は大会翌日も学校に来るようになった。」
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(写真はhttps://www.jiji.com/jc/pyeongchang2018?s=photolist&p=han015-jpp026254088&d=d4_ftddより引用)

みなさんも、自分に厳しく精神・体力ともに鍛錬していきましょう。