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自分に打ち克つ心

NHKの大河ドラマでは『西郷どん』が放映されています。
その主人公である西郷隆盛に庄内藩の藩士らが弟子入りして肉声を聴き、教えを書き記した本に『西郷南洲遺訓』があります。その一節から引用したのが次の文です。
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「己に克つ」ということを心がけねばならない。自分自身に克つという意識を持つことは並大抵のことではないが、それを『論語』では「わがままをせず、無理をせず、固執せず、我を通さず」と表現している。自分本位に考えることによって大事なものを見失い、失敗するものだ。

<中略>

自分の成し得た仕事や過去の成功体験をもとにして、何でもできるという過信、うぬぼれが生じて、まずい仕事をし、ついには失敗することになる。それこれもすべて自分が招いた結果だ。だから、常に自分に打ち克つ心、自分の甘えに負けない心、真の克己心を持つことだ。他人が見ていないからといって悪いことをしたり、誰も聞いていないからと悪いことを言ったりせず、常に身を慎み戒めることが大事である。