親孝行の日に向けて
本校の創立記念日は10月1日です。本校創立者の一人である鳥井信治郎氏が唱えた「孝道」に基づく考え、「親孝行な人はどんなことでも立派にできます」という創立の精神を本校では大事にし、この日を「親孝行の日」としています。今日はその日に先立って親孝行の木を作成しました。
今日の活動は、保護者の方に以前書いて頂いた、親孝行としてお子さまが保護者の方に料理を一品作るという活動に対して頂いたコメントを読み、保護者の方への感謝の気持ちや心に残っているエピソードを書くというものです。コメントは10月1日に一斉に「親孝行の木」として60ホール前で紹介される予定です。学年懇談会の折に是非ご覧ください。
以下、まずは保護者の方に頂いたコメントを紹介します。
「いつもご飯を作ってくれてありがとう、と言ってくれて泣きそうになりました」
「帰宅するなり猛スピードで人参を切り出しました。作るときの手際はなかなかです。これからも頼りにしてます。月2回くらいお願いします!」
「お皿選びや盛り付けにもこだわり、見た目もおいしそうにできました。自分から進んで作ってくれること、家族みんなが笑顔になることがとても嬉しいです。ありがとう!」
「冷蔵庫にある材料を見て、うまくお昼ご飯を作ってくれましたね。作って『さあどうぞ』と出してもらえると、とてもうれしいです」
「お米を洗うところから全て自分で作り、食卓に並べてくれました。綺麗にもりつけているのを見て、息子の繊細さに驚きました。」
「夕食に豚肉のしょうが焼きと野菜の酢の物を作ってくれました。野菜の細切りや味付けのアドバイスを軽く言っただけで、とても上手に出来上がりました。作ってもらって食べるのは、すごく幸せな事でとても嬉しかったです。主人も弟も大喜びで美味しく頂きました。来年は兄弟で作ってくれるそうなので、楽しみにしていようと思います。」
「家族が喜んでくれるメニューは何だろうと考え、時間をかけて作ってくれている姿に成長を感じました。たくさん作ってくれて、おなかも一杯になりましたが、美味しさとうれしさで心も一杯になりました。おいしかったよ。ありがとう。」
「夜遅くなり、帰ると、お母さん、夕食のおかずを作ったみたいと娘が言ってくれた。冷しゃぶサラダが出来上がっていました。困った時には助けてくれる、頼もしい高校生になったなあと思い、涙が出ました。互いに感謝の気持ちを確かめ合え、幸せをわかちあえました。」
「部活休みの日曜日、自分の大好きなオムライスに挑戦、と家族4人分作ってくれました。卵が上手くかぶさらなくて"スクランブルエッグ"かけチキンライスになったものは自分で食べ、オムライスは家族に出してくれました。『卵の端が巻き込まれてないけど美味しいわ。』と言って父の言葉に少し照れていました。
「親孝行の日の夕食作りも4年目となると手慣れてきたのか、揚げ物以外の料理はだいたいできるようになり、いつでも一人暮らしができるような勢いで、中2の弟もお手伝いして、『シンガポールチキンライス』をリクエストしたところ作ってくれました。とても手早く、鼻歌まじりに作ってくれ、その腕前に驚いています。味もとても丁寧な仕上がりで美味しくて、おかわりをしたぐらいです。来年がまた楽しみです。本場のシンガポール人でも、美味しいという位の出来ばえでした。ありがとうね!母より」
「焼きそばを作る約束になって、外出先から帰ってくるなりキッチンへ立ってくれました。人参もピーマンもぶ厚くて笑ってしまいましたが、一生懸命の姿とても嬉しかったです。」
「ハヤシライスを作ってくれました。普段やらせていなかったのですが、玉ネギを皮むきから、涙とハナ水を流し苦戦しつつも、切り、楽しそうに最後まで作ってくれました。キッチンに立つ後ろ姿の大きさが不思議でもあり、嬉しくもあり。将来奥さんに作ってあげてほしいです。(笑)」
まだまだご紹介したいコメントがたくさんあります。今回ご紹介したのはほんの一部ですが、頂いたコメントからお子さまのご家庭での様子を想像し、学校での表情とひと味違う、すてきな別の一面を拝見したような気がします。今年も「親孝行の木」を是非ご覧ください。