ただいま授業中①-国語甲「詩の群読」
国語甲で行った詩の群読の様子です(B組)。クラス替え間もないのですが、初心にかえって年度初めに元気よく声を出しておきたかったのと、あっという間にやってくる体育大会で最上学年として団結するきっかけになればと思い、行いしました。男女混合の班で行います。
読むのは谷川俊太郎さんの「春に」という詩です。今の63期生の気持ちにも合った詩だと思います。声を合わせたり、個人で読んだり、強弱を変えたり、イントネーションを変えたり…といろいろな工夫が見られました。他のクラスも来週には発表を行います。どのような工夫をしてくれるか楽しみです。
まずは相談から… 1班
2班 3班
4班 5班
春に 谷川俊太郎
この気もちはなんだろう
目に見えないエネルギーの流れが
大地からあしのうらを伝わって
ぼくの腹へ胸へそうしてのどへ
声にならないさけびとなってこみあげる
この気もちはなんだろう
枝の先のふくらんだ新芽が心をつつく
よろこびだ しかしかなしみでもある
いらだちだ しかもやすらぎがある
あこがれだ そしていかりがかくれている
心のダムにせきとめられ
よどみ渦まきせめぎあい
いまあふれようとする
この気もちはなんだろう
あの空のあの青に手をひたしたい
まだ会ったことのないすべての人と
会ってみたい話してみたい
あしたとあさってが一度にくるといい
ぼくはもどかしい
地平線のかなたへと歩きつづけたい
そのくせこの草の上でじっとしていたい
大声でだれかを呼びたい
そのくせひとりで黙っていたい
この気もちはなんだろう