グローバル教育〔 地球的規模で考える 〕
アイルランド語学研修
高校海外研修事後学習
8月25日(木)の放課後に、高校海外研修事後学習が行われました。オーストラリアおよびアイルランドのそれぞれの参加者およそ70名が集いました。事後学習の内容は、My projectの結果報告です。My projectとは、参加者が自ら設定した海外研修中に取り組む課題のことです。課題のテーマは、「日本とオーストラリアとの植物の比較」、「オーストラリアでのコアラの生態調査」、「日本の食べ物とオーストラリアの食べ物との大きさの比較」、「アボリジニの方のショー」など、多岐に渡りました。16グループに分かれて発表を行いましたが、いずれのグループの発表においても、真剣に話を聞いている様子や笑顔でコミュニケーションを交わす様子が見受けられました。それだけMy projectの遂行が充実していたのだと思います。
事前学習においては、相手の行動や言動に対して消極的な姿勢の生徒が多々見受けられたことから、「反応する」という課題が挙げられました。ところが、今回の引率者の講評では、話している相手に対して相槌が多く、話しやすい雰囲気が構築されていたとの言葉をいただきました。このことは、海外という日本語が通じない環境であっても、相手が伝えたいことを受け取ろうとし続けたことの賜物ではないでしょうか。少しでも多く相手の言葉を聞こうとしたり、話しやすい雰囲気を作ろうとしたりしたことが、今回の変化につながったのではないと考えます。今日では、留学や海外での生活を経験している人は珍しくありません。海外研修に行ったという事実だけに留まっていては、今後の人生において今回の経験を活かすことは難しいでしょう。大切なことは、この海外研修を通して何を学んだのか、何を感じたのか、何ができて何ができなかったのか、など自らを顧みることです。今回の海外研修がみなさんの人生の糧になることを願っています。