グローバル教育〔 地球的規模で考える 〕
校内プログラム
高校生 海外研修代替プログラム (5日目)
「研修5日目」
本日のオンライン授業は、この研修プログラムで唯一日本語を話すことができるプログラムでした。
講師のHideki Hiromotoさんは、ボストンの日本人学校高校で社会を教えておられる方です。しかしながらとてもユニークな経歴をもたれている方です。今問われる力「回復力」を兼ね備えておられます。
理系の学生だった頃、アルバイトで音楽の専門学校で講師を始めたのがきっかけで、ドラム界の巨匠の指導を受けるために渡米。プロドラマーを目指しながら、レストランを経営をされています。さらにボストン唯一の日系スーパーが閉店して困っている人たちのためにスーパーをオープンし、現在に至ります。
仕事は、教師・日本食品のスーパー経営者・ラーメン屋・水道屋・ドラマーと、多彩な才能を活かして様々なことをこなしておられる方です。
また、Hiromotoさんには本校のボストン研修でもお世話になっており、本校にも一度訪問して下さっています。
本日は、味わい深い人生を送っておられる Hiromotoさんに生徒が「何でも相談」をしました。
「どんな悩みでも解決します!」という呼びかけに生徒から様々な質問がありました。
「これだけ多くの仕事をこなされるには、時間やお金のやりくりをどのようにされているのですか?」
【限られた時間を少しも無駄にしないこと】
何もしない時間をつくらずに今やりたいことにどんどん挑戦して、次にやりたいことができたときに他の方に今やっている仕事を託す。とことん突き詰めてやることで成功した仕事は、他の方に経営を任す。
【お金はもうけようとしないこと】
お金持ちになりたい人は、ビジネスで成功はしない。困っている人のためにお金儲けを目的とせずに助けていけば、そこにビジネスチャンスがある。
など生徒たちの疑問に人生経験豊富な Hiromotoさんだけに軽快に答えてくださいました。生徒たちは、日本人の固定観念を払拭させてくれるような解答に自分たちの視野が広がったようです。
明日が最終日となります。
プレゼンテーションの課題は、「このプログラムの感想」と「人を幸せにする未来を創造する」です。大人でも悪戦苦闘するような内容ですが、生徒たちの希望ある未来を創造する力が私たちの「光」となるはずです。