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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
SDGs(エス・ディー・ジーズ)

グローバル教育〔 地球的規模で考える 〕

インドネシア研修

インドネシア研修「Mog」事前トレーニング最終回

最終回は、インドネシアの企業Bendegaのメンバーへの英語プレゼンです。

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準備したプレゼンを英語に翻訳するだけでも大変ですが、その内容やパッションを伝えます。

オンラインではありますが、生徒達は緊張した面持ちでした。

議論から見えてきた3つの重要なポイント

生徒たちが受けた質問は、どのビジネスや企画にも共通する、成功のための鍵となる要素です。

1. 言葉の「定義」を明確にする大切さ

「40%増加とは具体的に何本になるのか?」「競合として挙げた会社とは、どの点で本当に競合しているのか?」といった質問が多く出ました。

これは、聞き手が「なぜその数字なのか」「なぜその会社を比較対象にしたのか」という論理の裏付けを知りたがっている証拠です。

・アクション: 曖昧なパーセンテージではなく、「何本」という具体的な数字で示すこと。

・アクション: 比較対象(競合)を挙げる際は、「活動内容がすごい」だけでなく、「どの事業、どの面でライバルになるのか」を明確に定義し、説明することが重要です。

2. ターゲットとペルソナ(理想の顧客像)の解像度

「なぜバリ島の観光客ではなくローカルの人にターゲットを絞ったのか?」「ペルソナの年収設定が現実と合っているか?」といった指摘もありました。

アイデアは、誰のどんな問題を解決するかが明確であるほど強くなります。

・アクション: ターゲットとする「ローカル(地元の人)」とは具体的にどういう層なのか(若者? 家族?)、定義をより詳細にする必要があります。

・アクション: 設定したペルソナの生活や文化(インドネシアの事情)を深く知ることで、より現実的で共感を呼ぶアイデアへと修正できます。

3. アイデアを具体的に「届ける」方法

企業のメンバーさんからいただいた「ヘルシースナックとして打ち出すには、パッケージを変えるのか、SNSで広報するのか、どう具体的に行うのか?」という質問は、アイデアを実行に移す段階の課題です。

・アクション: 「インスタグラムやパッケージの両方で広報する」というアイデアが出ましたが、その広報で何を伝えたいのかというメッセージを統一し、具体的にどのようなデザインや文言にするかまで詰めることで、より説得力が増します。


次なるステップへ

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今回の質疑応答を通して、生徒さんたちは「アイデアの良し悪し」を議論する前の、土台作りの重要性を痛感したようです。

講師の先生からは「チームでどう修正するか、何をやっていくべきか考えてください」「バリに行ってから『日本でやっておけばよかった』と後悔しないように」**という言葉をいただいています。これは、準備の大切さを物語っています。

・やるべきことの例

○バリ島に詳しい人や、行ったことのある人に話を聞く。

○バリ島在住の人のブログや生活情報を読み込む。

○ロジックの穴を埋める作業(言葉の定義の明確化、データソースの確認)

生徒さんたちの熱意と真剣さは、必ずや素晴らしい成果につながると信じています。

この貴重な経験を糧に、さらに深い探求を進めてくれることを楽しみにしています!

いよいよ日曜日には現地に出発します。

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