グローバル教育〔 地球的規模で考える 〕
Global Studies Program
エンパワーメントプログラム2日目
今日のエンパワーメントプログラムでは、昨日学んだ「効果的な英語プレゼンテーション」のスキルを生かして、様々な発表活動を行いました。
午前中のテーマは、「ポジティブ思考」と「コロナウイルスの影響と対策」でした。「ポジティブ思考」について考える際には、水泳の池江選手が白血病を発症してから選手として復帰するまでを書いた記事を読み、「これまでの人生の中で大きな課題や困難に出会ったときにどのように乗り越えてきたか」を小グループで1人ずつ発表しました。その後グループで選出された代表者が全体に発表したのですが、代表者からは「緊張はしなかった。今日は英語で表現することだけでいっぱいいっぱいになることはなく、他の人から学ぶ余裕ができた。他の人のプレゼンから、良い表現を学べたり、見方や考え方を知ることができた。」という感想を休憩中に聞くことができました。
また、「コロナウイルス」については、コロナウイルスが日本社会に与えた影響や、政府に期待する政策、政府にどのような働きかけができるかなどを考え、それぞれが発表しました。グループリーダーの出身国での状況や対策が、生徒たちにはとても印象的だったようでした。例えば、モーリタニアは日本より貧困に苦しむ家庭が多く、その中で、コロナウイルスが蔓延し、飲み水や生活水が確保できなくなるという大変な状況があったとのことでした。グループリーダーの話は、生徒が日本を客観的に見たり自分たちの生活を考え直したりすることにつながっているようです。
午後は、「雲雀丘学園をより環境によい学校にするための提案をする」というGreen School Projectを行いました。生徒はまず学校でどのような環境活動が現在進行しているのかを再確認するために、校内ツアーを行いました。そこでは、グループリーダーから追加の質問があり、説明を求められ、生徒たちは英語やジェスチャーを駆使して説明しました。ツアーを終えるとすぐに、集めた情報をもとに話し合いをしました。準備時間が短い中で、グループの提案を分かりやすくまとめたポスターを作ったり、プレゼンの内容を整理して練習したりといった活動をグループで協力して行えていました。
2日目にして、参加者は失敗を恐れずリラックスした雰囲気で話すことができています。これも、ファシリテーター、グループリーダーを中心として、参加者全員がポジティブ思考でこのプログラムを楽しもうとしているからだと思います。あと3日でどこまで進化するのか、見ている側もワクワクしています。