探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕
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探究ゼミ「法律を学ぶ」第10回三匹の子豚
今日の昼休み、探究ゼミ「法律を学ぶ」第10回を開催し、中~高3の22名が60ホールに集まりました。
今日のテーマは、「昔話法廷『三匹の子豚』」です。 NHKのEテレで放送していた昔話を裁判したらどうなるかという番組を視聴したうえで、感想を書いてもらいました。
豚がオオカミを殺したのは、有罪か、正当防衛による無罪か、検察・弁護それぞれが立論するのを視聴しました。 刑法では、構成要件→違法性→責任のレベルで議論されますが、正当防衛が認められると刑法36条で違法性が阻却されます。 そのことを説明しました。
視聴後、結論を聞くと、12対10で無罪が多かったです。 有罪派は「計画的と思わざるを得ない」「供述に不自然な点が多い」、一方、無罪派は「リスクを冒してまで殺そうとは思わない」「検察の方向性には無理がある」「決定的な証拠がない」などの意見がありました。
生徒の感想として、「以前この番組は見たが今回深く考えられて面白かった」「いろいろな意見があり裁判は面白いと思った」「裁判員は責任重大」「他人の意見を聴くのは重大」などの意見がありました。
真実を追求するのはなかなか難しいですが、このシリーズで法的な視点(リーガルマインド)で考える練習をしていきたいです。
次回は10/4に社会科教室で開催します。 多くの方の参加を期待しています。