探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕
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探究ゼミ(法律を学ぶ第11回)「昔話法廷~カチカチ山」
今日、探究ゼミ「法律を学ぶ」第11回を開催し、中1~高2の7名が会議室に集まりました。
今日のテーマは、「昔話法廷『カチカチ山』」です。NHKのEテレで放送していた昔話を裁判したらどうなるかという番組を視聴したうえで、感想を書いてもらいました。
被告人はウサギです。親代わりのおばあさんを殺したタヌキへの敵討ちを決意し、タヌキを殺そうとした。ウサギを刑務所に送る(実刑)か?それとも"執行猶予"を認めるか?
視聴後、結論を聞くと、4対3で実刑が多かったです。実刑派は「またタヌキに会った時、殺してしまうかもしれない」「一度刑務所に入って考え直してほしい」「おじいさんが面倒を見られるか不安」、一方、執行猶予派は「刑務所に入っても、恨みは変わらない」「同情の余地あり。反省が読み取れる。」「命を救われた人を殺されたくやしさを考慮に入れるべし」などの意見がありました。
生徒の感想として、「反省するかは心の問題なので、判断が難しい」「実刑か執行猶予か悩んだ」「難しい問題だと思った」などの意見がありました。
2019年に執行猶予は、懲役の61%・禁錮の98%についています。逆に、罰金刑での執行猶予は一桁のみです。保護観察など、反省させるためのプログラムもあり、保護司の方が活躍されています。毎年、社会科の作文で「社会を明るくする作文コンクール」で更生について考え、中には入賞している生徒もおります。いかにして更生するか、考えるのも大切です。
次回は10/26に社会科教室で開催します。多くの方の参加を期待しています。