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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
SDGs(エス・ディー・ジーズ)

探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究ゼミ

探究ゼミ「日本の交通網」第13回歩道

今日の昼休み、「日本の交通網」が60ホールで開催され、中1~高2の10名が参加しました。今日は第12回、内容は「高架鉄道の下の空中歩道」です。

バンコクは、発展の段階で「クルマ中心」に舵を切ったため、歩行者は凸凹で電柱や消火栓など多い歩道を歩き、歩行者用信号がない車道を、クルマとその間をすり抜けてくるバイクに注意しつつ渡るという状況が長らく続いていました。
しかしこうした環境は、2010年代以降、大きく変貌しました。高架鉄道の橋脚を利用した空中歩道「スカイウォーク」です。
駅コンコースから、橋脚を支持基盤としたスカイウォークが、沿線のビルと連絡通路でつながりつつ、線路の下を"二階建て"の形でどんどん延びていきました。
朝夕は通勤客が多く利用し、日中は買い物客や海外からの観光客で賑わいます。もしスカイウォークがなければ、これだけの人数を受け入れる地上の歩道はひどい混雑に見舞われていたはずです。
各ホテルへのアクセスが大きく向上し、さらに連結する新築オフィスビルが多数誕生しました。巨大交差点を空中で渡れるようになり、連結ビルへの移動時間は、従来の地下鉄のコンコース経由・長い信号待ちが必要な地上の横断に比べ3-5分ほど短縮しました。
日本では、都市部の鉄道が地下鉄を中心に整備されていることもあり、こうした高架の橋脚を利用した歩道の設置はほとんど行われていません。ビルの改装を伴う開発は、利害関係の調整も難航しそうです。
バンコクでの成功例を目にするにあたり、「ゆりかもめ」やモノレールで導入できれば街の活性化につながるところも多いのではないでしょうか。この記事を読み意見交換しました。

感想は「車でなく歩くという選択肢も増えるといい」「東南アジアに行ってみたくなった」「阪急からJR大阪駅への歩道に屋根をつけるといい」「JRの下の商店街で廃墟化している所を改良した方がいい」「高架の歩道は暑さ対策も必要」「駅や病院の近くは導入してもいい」と、様々な意見がでました。

次回は10月31日に会議室で開催します。多くの方の参加をお待ちしています。

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