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探究ゼミ「日本の交通網」第16回青春18きっぷ
今日の昼休み、「日本の交通網」第16回が会議室で開催され、中1~高2の8名が参加しました。今日の内容は「青春18きっぷ」です。
全国のJR普通列車乗り放題の「青春18きっぷ」が大幅に改定され、利用者から「改悪だ」という声も上がlってます。これまで、1日乗り放題をばらばらな日に5回できたり、5人グループ旅行で1日分として同時使用も可能でした。この冬から、1人で5日間もしくは3日間の連続使用しかできなくなります。とりあえずきっぷを買っておいて、『休みがとれたら出かける』というフレキシブルな使い方ができなくなりました。
JRによると、今回の改定は、自動改札機対応にしたことが大きいそうです。自動改札のシステム上、複数人利用や利用回数の判別ができないため、「1人の連続使用」に限定されました。スーパーの特売品のような18きっぷがあれば、「定価のきっぷ」が買われる機会は減ります。でも「顧客獲得に費やしたコストを長期間にわたって回収するビジネスモデルがあったから」発行していました。
現在、国内旅行の需要を支えているのはシニア層です。「このきっぷがいい」と繰り返し使うなじみ客には苦痛になるが、新規顧客にはクレームになりません。近年、高速バスやLCC利用客も増加してます。だが、鉄道には高速バスやLCCにはない魅力があります。
この記事を読んで、意見交換しました。感想は、「1日1枚の5枚で販売すべし」「不便になるが、新たな使用法が楽しみです」「廃止・存続はJRも6社あるので、会社により思惑は異なるであろう。妥協の産物としてこのような改訂になったのではないか」「四国や北海道は経営が苦しいためかフリー切符を販売しているが西日本や東日本はそうでもない。足並みをそろえるのが厳しいのではないか。ローカル線はこの切符で人数を確保できるが、枚数が減るとそれすら厳しくなる。春版はどうなるのか。」「使ったことがないので、3日間使えるなら悪くないので使ってみたい」「使う人が減り認知度が下がるのでは」「改訂しても転売の可能性はある」「シニア層仁別の切符を販売してみては」「学割も使っている人が少ないので、何か併用できないか」などありました。
改善か改悪か、難しいところです。JRの思惑も理解できますが、今後どうなるのでしょうか。改訂しても、ユーザーは、また新たな方法を考えるような気もします。
次回は11月21日に会議室で開催します。多くの方の参加をお待ちしています。