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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
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探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究ゼミ

探究ゼミ「法律を学ぶ」第17回ヘンゼルとグレーテル

今日、探究ゼミ「法律を学ぶ」第17回を開催し、中1~高3の26名が60ホールに集まりました。

今日のテーマは、「昔話法廷『ヘンゼルとグレーテル』」です。NHKのEテレで放送していた昔話を裁判したらどうなるかという番組を視聴したうえで、感想を書いてもらいました。

被告人は、ヘンゼルとグレーテル。強盗殺人か、窃盗か?

検察官の陳述は、以下の通りです。

被告人のヘンゼルとグレーテルは、生活に困った両親に捨てられ、森の奥深く三日三晩さまよい、白い鳥に導かれ、お菓子で作られた家にたどりつき、そこに暮らす老魔女に保護されました。ひと月後、多額の財産を所有していることを知った二人は、魔女を燃えさかるかまどに押し込んで殺害し、金貨を奪って親元に帰りました。これは、刑法第240条の強盗殺人罪にあたる。
しかし、被告は殺害目的について反論し、『人食い』魔女から身を守るための『正当防衛』で、罪に問われず、殺した後に出来心で金貨を盗んだ窃盗だけと意見を述べます。魔女を殺した理由は、金貨を奪うためか、自分の身を守るためだったのか...?

視聴後、結論を聞くと、強盗殺人派15対窃盗派11でした。強盗殺人派は「物理的根拠がある」「グレー鉄一人で魔女を倒せるとは思えずヘンゼルと共謀した疑いが濃い」、一方、窃盗派は「殺人の証拠がない」「身の危険を感じたのなら正当防衛が成り立つ」などの意見がありました。

感想として「『子どもだから』、『魔女だから』という思い込みは良くない」「窃盗と強盗殺人は罪の重さが違うからしっかり議論すべき」「子どもが被告人は難しい」などありました。裁判員の判断は難しい決断が迫られます。

次回は1/24に60ホールで開催します。多くの方の参加を期待しています。

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