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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
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探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究ゼミ

探究ゼミ「日本の交通網」第18回廃線活用

探究ゼミ「日本の交通網」第18回を本日昼休みに開催し、中3・高1の生徒8名が60ホールに集まりました。

今日のテーマは「廃線の活用」です。記事を読みました。

へき地の鉄道経営を巡る環境が厳しくなる中、廃止された鉄道を活用して運転・乗車を体験できる取り組みをふるさと銀河線りくべつ鉄道(北海道陸別町)が行っている記事です。

また、同じ路線の廃線跡の線路を2年間草刈りして、トロッコを走らせる取り組みをしているニュースを見ました。

大手旅行会社の「廃線ツアー」の参加者がディーゼル車(気動車)に乗り込んだり、小学生が運転台に座り、指導を受けながら構内を行ったり来たりする運転体験などの取組もしています。廃止前に使われていた車両を走らせているのは全国でもここだけで、シーズン中はほとんど予約で埋まっているそうです。

 陸別は、氷点下30度を下回ることもある「日本一寒い町」を掲げ、明治期に開拓が始まり、林業と酪農が盛んで、鉄道は十勝の池田町から陸別までが1910年に開通し、11年に北見に延伸し、池北(ちほく)線(全長140キロ)として国鉄からJR北海道へと承継されたものの、過疎による利用者減で89年、道や沿線16町が出資する第三セクター「ふるさと銀河線」に移行しました。

 基金運用益で赤字補塡しながら運営する計画が頓挫し、経営が行き詰まり、道は2003年、7市町に鉄道廃止とバス転換を提案しました。06420日に運行終了が決まりました。

 ここで陸別町と町商工会は鉄道を動態保存し、観光に生かそうという「賭け」に出ました。一方、反対も根強く、074月の町長選は動態保存が争点の一つになりました。町議会で車両など購入費約170万円の補正予算が成立し、有限会社が車両や設備を借り受ける形で、廃線からちょうど2年後の08420日に「第二の開業」を迎えました。

 陸別町への観光客は開業前の6万人から20万人に増え、人口減少率も少しは鈍化しているそうです。りくべつ鉄道は今シーズン約1700万円を稼ぎ出しました。

 意見交換したうえで、感想を書いてもらいました。

「あきらめずにがんばれるのがすごい」「高千穂鉄道もそうですが活用の見本になればいい」「アイデア次第でUSJより楽しいところになりそう」「ふるさと納税活用も良いのでは」「解体費用を浮かすためにも良い」「線路を残すことで思い出すことができて良い」といった意見がありました。

 次回は1月12日に開催します。多くの方の参加をお待ちしています。

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