探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕
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探究ゼミ「法律を学ぶ」第1回
今日、探究ゼミ「法律を学ぶ」第1回を開催し、中1~高3の84名が60ホールに集まりました。
今日は、初回ガイダンスということで、裁判員裁判シミュレーションをしました。
100万円を奪われ、死体で発見された資産家Aの息子Xが強盗致死傷罪で起訴された事案です。当日夜、Xは使用人Cを棒でなぐって逃げたことはわかったが、棒はみつかってません。XがAと財産や女性のことでもめていたことはわかっています。被告人に無期懲役を求刑した検察に対し、被告人と弁護側は無罪を主張しています。裁判員としてどう裁くか話し合ったうえで、有罪・無罪に分かれ、意見を発表し、感想を書いてもらいました。
生徒の意見は24対60で無罪派が多かったです。
有罪派は、「状況証拠あり」「動機あり」「やましくなければ使用人を殴らない」などの理由を挙げ、一方無罪派は、「物的証拠がない」「証言が正しいかわからない」という理由を挙げていました。
感想として「裁くのが難しいことを実感した」「合理的に考える大切さを学んだ」「とてもおもしろかった」などがありました。
裁判員である生徒に突きつけられたのは、求刑通りの有罪なら無期懲役か、無罪かという大きな決断です。法的思考力を磨きながら、他の人の意見に耳を傾けていくことを、このゼミで学んでほしいです。
次回は6/2に60ホールで開催します。多くの方の参加を期待しています。