探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕
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探究ゼミ「経済を学ぶ」第1回
本日、探究ゼミ「経済を学ぶ」の第1回を開催し、中1~高3の67名が60ホールに集まりました。為替相場や株価の動向などを見る中で、経済について学ぶ目的で毎週水曜の昼休みに開催しています。昨年は23回実施し、今年で9年目を迎えます。
今日は、初回ガイダンスということで、2つの話題を考えました。
最初は、センター試験の過去問(2017年政経追試)です。「いま,1500円の料金を支払ってカラオケで遊ぶことができる。同じ時間を使って,アルバイトで1800円の給与を得ることや,家事を手伝うことで1000円の小遣いを得ることもできる。この三つの選択肢のうち一つしか選べない場合,機会費用を含めたカラオケで遊ぶ費用はいくらになるか。①1500円②2500円③3300円④4300円」皆で考え挙手したところ、大多数の人が正解の③を選びました。この問いから、経済学ではある選択に対してさまざまな費用がかかることを考えました。
次に、値上げのニュースを取り上げ、今年の食品と飲料値上げが2万品を超え、早ければ秋に3万品に達する可能性があるという記事を説明したうえで、生活のひっ迫というデメリットの反面、物価上昇が賃上げにつながることも触れたうえで、気になる値上げの品目と値上げの功罪について考えてもらいました。
次回から、夏の為替相場を予想する「円ドルダービー」を行うことを予告し、感想を書いてもらいました。「社会に対する視野が広がりそう」「学ぶ機会がなかった経済分野を学びたい」「形のないサービスは基準の価格が次第に分からなくなって怖い」「不確定な未来だからこそ試行錯誤を繰り返して学び取っていきたい」などがありました。
1年間、経済を見ながら、世の中について考えていきたいと思います。
次回は5月31日、60ホールで開催します。多くの方の参加をお待ちしています。