探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕
探究ゼミ
探究ゼミ「行動経済学を知ろう」第1回
探究ゼミ「行動経済学を知ろう」第1回を10/21(火)に開催しました。テーマは、「行動経済学はどんな学問であるか」を知ることです。
従来の経済学では、人々が、常に自分にとって最適な選択をすると仮定していましたが、現実にはそうでないことが多く、この過程が現実の経済現象を十分に説明できないという問題がありました。心理学者であったカーネマン教授が、人間の心理的なくせを分析したことから、ノーベル経済学賞を受賞し、学問のジャンルとして成立してきました。
さて、今回は、我々が本能として持っている「システム1とシステム2」や、考え方のクセともいえる「確証バイアス」「サンクコスト」といったことを学びました。
少し難しい点もありますが、次回は「フレーミング効果」「アンカリング効果」などを学んだうえで、2017年にノーベル経済学賞を受賞したセイラー教授の唱えた「ナッジ」について触れていきます。行動経済学が単なる座学ではなく、社会にいかに行動変容を促していくかを研究している人々がいることを勉強していきます。
次回は11/4(火)になります。
