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探究ゼミ「経済を学ぶ」第2回円ドル
探究ゼミ「経済を学ぶ」、今日は第2回を開催し、中1~高3、それに説明会で来校された受験生と保護者の合計57名が60ホールに集まりました。
前回5/15は機会費用と実質賃金について考えました。これから7月まで「ヒバリ円ドルダービー」と題して、7月末の東京外国為替市場の円・ドル相場を6月末に予想する取り組みを行います。最も近かった人と予想に独自の工夫がみられた人は表彰予定です。
1年前のこの時期は1ドル=141円80~90銭でした。ところが現在は1ドル150円台が続き、昨日5/28は156円、今日は157円です。GWに日銀が円買い介入を行い円高になったものの、円安状況は当面続きそうです。日本人の投資で海外株に走る傾向が、ますます円安に貢献しているというニュースも聞こえてきます。
来週高2は3コースに分かれて修学旅行に行き、その一つはシンガポールです。シンガポールドルは1ドル116円です。米ドル・シンガポールドルいずれも、ここ3年で約2/3に価値が下がりました。この推移も示し、いかに現在円安であるかを考えたうえで、これから2か月、円は高くなるか安くなるか、何人かが意見発表してから皆で予想してみました。
その結果、円高17名・円安40名となりました。円高派は、「そろそろ下げ止まり」「米企業の不祥事による株安」。一方、円安派は、「これまでの傾向は変わらず」「外国株が流行っているから」「政府が介入しても変わらず」などを理由に挙げています。
感想として「身近な話題で役に立ちそう」「経済は正解がない」「たくさん予想でき、いろんな事が関連して面白い」「皆さんの意見が聞けて良かった」などありました。大人でも難しい問題ですが、生徒なりに一生懸命考えている様子がうかがわれます。リアルタイムで変動し、円ドルの動きを見るのが楽しくなってきたようです。
来週は高2が修学旅行なのでお休みです。次回は6月12日、60ホールで開催します。参加お待ちしています。