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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
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探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究ゼミ

探究ゼミ「法律を学ぶ」第2回夫婦別姓

今日、探究ゼミ「法律を学ぶ」第2回を開催し、中1~高2と先生の29名が60ホールに集まりました。今日のたテーマは夫婦別姓です。

選択的夫婦別姓をめぐり立憲・維新・国民民主党が提出した法案が、衆院法務委員会で趣旨説明が行われ、5/30に審議入りしました。
立憲は、夫婦が別姓を選ぶ場合、子どもの姓をどちらにするかは結婚時に決めるなどとしています。維新は、制度導入でなく希望者が旧姓を戸籍に記載し、結婚後も旧姓を通称として使用できるとしています。国民の法案は、戸籍制度存続を前提に、別姓を選ぶ場合、結婚の際どちらかを戸籍の筆頭者と定め、子どもは筆頭者と同じ姓にするとしています。自民・公明両党は法案を提出せず、野党3党の法案審議に臨む方針です。

趣旨を説明した上で、選択的夫婦別姓に賛成・反対、賛成の場合、どの党の案に賛成か、皆に意見を聞きました。

賛成派は28名、うち立憲4名・国民4名・維新8名・どれかわからないが賛成12名、一方反対派は1名でした。それぞれの意見を発表してもらいました。

賛成派は「旧姓を通称にすることで、戸籍上はややこしくならずにすむ(維新)」「2つの名前で選べる(立憲)」「苗字は自分のアイデンティティなので、変えたくないのは当たり前(国民)」「女性が合わせる風潮で流されるかもしれない(とにかく賛成)」「必ず姓を合わせねばならないのが理解できない(とにかく賛成)」という理由を挙げ、一方反対派は、「日本の家族制度が壊れる。通称使用で対応できている。反対が1人だけというのが驚いた」という理由を挙げていました。

感想として「自分と違う意見を知ることができた」「将来自分に関わるかもしれないので、皆で考えねばならない」「身近な問題について考えさせられるテーマだった」「女性の社会進出のため重要な問題」「苗字を大きくとらえる人とそうでない人といて難しい」「私の親は反対派なので、今度意見を聞いてみたい」などありました。

96年に法相の諮問機関である法制審議会が導入を答申したものの、保守系議員の反対などで棚上げされてきて、経団連は昨年6月、旧姓を通称でしか使えない日本の法制度を「ビジネス上のリスク」と指摘し、早期導入を求める提言を公表しました。今回も、各党が提出し、合意を得ないと、継続審議になりそうです。

次回は6/10昼休みに60ホールで開催します。多くの方の参加を期待しています。参加申込をしていなくても興味ある生徒は会場にお集まりください。

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