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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
SDGs(エス・ディー・ジーズ)

探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究ゼミ

探究ゼミ「法律を学ぶ」第3回夫婦別姓

今日、探究ゼミ「法律を学ぶ」第3回を開催し、中1~高3の19名が社会科教室に集まりました。社会の問題を法律の視点で考えるこのゼミは、毎週火曜の昼休みに開催します。今日は「選択的夫婦別姓」です。

先日、経団連が選択的夫婦別姓導入を提言しました。経済団体がこの種の提言をするのは異例のことです。それだけ女性の社会進出に夫婦同姓が障害になっているともいえます。そこで、法務省のデータに基づいてこの問題を考えてみました。

明治以降導入された夫婦同姓、賛成派は(1)日本社会に定着(2)氏は個人の自由でなく公的制度(3)同氏となり夫婦・家族の一体感が生まれ、子の利益にも資すると主張し、反対派は(1)変更により現実の不利益(2)氏名が個人のアイデンティティに関わる(3)夫婦同氏強制が婚姻の障害と主張します。資料を提示した上で、生徒に意見をききました。

生徒の意見は19対0で全員賛成派でした。「私の姓が好きで譲れない状態が起こるかもしれない」「仕事での不都合」「それぞれで考えたらいい」という理由を挙げていました。

感想として「将来自分にも関わるので選択制にしてほしい」「反対が誰一人いなくて驚いた」「多様性・男女平等が求められる今、選択制の制度は合っている」「頑固にならず新しい制度も視野に入れるべし」「自分は同氏でもいい」などありました。

結婚していない中高生がどれだけピンとくるか不安でしたが、生徒なりにいろいろ考えていました。前回に続き、政策論も大切です。

次回は6/25に60ホールで開催します。多くの方の参加を期待しています。参加申込をしていなくても興味ある生徒は会場にお集まりください。

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