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探究ゼミ「経済を学ぶ」第3回円ドルダービー
探究ゼミ「経済を学ぶ」、今日は第3回を開催し、中1~高3の21名が60ホールに集まりました。
「ヒバリ円ドルダービー」3回目です。6/1は円高19名・円安14名、6/8は円高2名・円安16名の予想でした。6/8は133円でしたが、6/13に135円まで円安になりました。1998年以来、約24年ぶりです。この要因を分析した新聞記事を読みました。
激しいインフレに見舞われている欧米は、利上げによる金融引き締めを行っているが、日本は物価上昇の勢いが鈍いため利上げに踏み切らず低金利を維持している。あとは、円買いによる為替介入を行う手段も残っているが、米国政府の合意が必要で、例外的状況のみ認めるとアメリカからクギを刺されている。この状況を見透かした市場は、13日朝から円売りが加速し、心理的節目である135円台に突入しました。
高3の生徒は、利上げにより金融を引き締めると日経平均株価が下落し、与党にとって選挙に不利になるため、7月上旬までは動かないのではないかという意見を発表しました。
ここまでをふまえたうえで、7月末に円高・円安どちらになっていて、何円か予想してもらいました。
生徒の結論は、円高9名・円安12名と、先週よりは拮抗してきました。
円安派は、「訪日外国人は回復せず円安が続く」「賃上げなど大きな決断をしない限り円安のまま」「自給率が低い中、円は弱くなる」などで、最低は140円です。一方、円高派は、「アフターコロナで外国人観光客が戻り回復」などあり、最高は120円でした。
感想として「円安が政治とも関係していることを知り、ますます興味がわいた」「いろいろな要素があり難しかった」「ニュースをもっと見るべきだと思った」などがありました。
ゼミ開始当初、ここまで円安になるとは予想もつきませんでした。まさに、経済は生き物です。これをきっかけに、経済に関心を持ってほしいです。
次回は、各自の予想する為替相場(1ドル=何円)と根拠を発表してもらいます。
次回は6月22日、60ホールで開催します。多くの参加をお待ちしています。