探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕
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探究ゼミ(法律を学ぶ第4回)夫婦別姓
探究ゼミ「法律を学ぶ」第4回を開催し、中1~3と高1・2の48名が多目的ホールに集まりました。
今日は夫婦別姓を取り上げました。事実婚の男女3組が別姓での婚姻届けを受理するよう申し立てた3件の家事審判で、明日6月23日、最高裁大法廷が民法と戸籍法の夫婦同姓規定に憲法判断を示します。2015年には合憲判断を下した最高裁ですが、社会情勢や国民意識の変化をとらえ、どのように判断するか、新聞記事を読みました。そして、あなたが最高裁裁判官なら、別姓を希望する夫婦の申し立てを受け入れるかを考えました。昨年同じテーマで議論したときは圧倒的多数が反対でしたが、今回は34対14で賛成が多かったです。それぞれ意見を発表しました。
賛成として「自分の名前に誇りをもって生きたいから」「社会が変われば違和感もなくなる」「自分の人生は自分で決めたい」「一人っ子同士が結婚してどちらかに統一すると苗字が途絶えることになる」「個人を尊重したほうが良い」「苗字が別でも家族は家族」「仕事してる人が苗字を変えると不便」などありました。
反対として「夫婦の名字が別だと、子どもの名字をどちらにするか考えないといけない」「子どものことを考えたらこの申し立ては受け入れられない」「苗字が別だと、親子の確認の際、不便」との意見がありました。
「利便性か、夫婦の一体性か難しい」「どちらの意見ももっともで難しい」「将来このことで悩む可能性もなくはないので、たくさんの意見を聞くことができてよかった」など、様々な意見がありました。多くの生徒が「明日の決定がどうなるか気になる」と裁判に関心を持ってくれたようです。賛否ある問題ですが、いろんな問題に関心を持ち、考えていってほしいものです。
次回は6/29昼休みに多目的ホールで行います。多くの皆さんの参加をお待ちしています。