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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
SDGs(エス・ディー・ジーズ)

探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究ゼミ

探究ゼミ「法律を学ぶ」第5回更生

本日、探究ゼミ「法律を学ぶ」第5回を開催し、中1~高3の49名が60ホールに集まりました。

今日のテーマは、「更生」です。犯罪や非行を未然に防ぎ、罪を犯した人の円滑な社会復帰を促すことを更生といい、地域で最前線に立っているのが保護司です。民間のボランティアだが、担い手の減少、高齢化など課題が指摘されています。演歌歌手で保護司を務めている人の記事を読みながら、皆で考えていきました。

保護司が無給のボランティアであることを知っていたのは、ゼミ参加者の中でごく少数で、昨年夏の課題作文「社会を明るくする運動」に関わって知ったとのことでした。

保護司は非常勤国家公務員だが、給与はなく(職務に要した費用は支給)実質的には民間のボランティアです。職業は会社員、宗教家、教師、自営業、無職(主婦を含む)などが多いが、現在は約4万6000人と減少傾向が続き、若い世代のなり手が少なく、8割が60歳以上。そのうち70歳代が約4割を占めていて、最長で78歳の前日までとされており、今後、激減が懸念されています。

毎年、中3~高2の社会科夏期課題で人権・税などがあり、その中に更生をテーマとした「社会を明るくする運動」があります。作文に取り組む中で考えてもらえるとありがたいです。

感想として「反省している犯罪者の手助けをする重要な仕事」「犯罪の『その後』に目を向けることも大切」「大切な仕事なのに無給は驚いた」「保護司の仕事について発信していくべし」「」などがありました。

再犯防止の観点からも重要な仕事が更生です。こういった問題を普及啓蒙し、皆で考えていく必要があります。刑事政策の分野ですが、刑法・刑事訴訟法と併せて考えていきましょう。

次回は8/25に60ホールで開催します。多くの方の参加を期待しています。

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