探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕
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探究ゼミ「ビブリオバトル」第5回
読書週間初日の10月27日、ビブリオバトル第5回を開催しました。
中間考査でたまった鬱憤を晴らすべく、5名+αがバトラーに名乗りを上げました。聴衆の方には前回参加してくれた学園小の児童も参加してくれました。急な雷雨が降る中、今日も道しるべでバトルスタート! 以下、紹介された本たちです。
1 「自由研究には向かない殺人」(ホリー・ジャクソン / 服部 京子 訳)中2
2 「世界一くだらない謎を解く探偵のまったり事件簿」(木犀 あこ)中1
3 「墨のきらめき」(三浦 しをん)中1
4 「ヒポクラテスの誓い」(中山 七里)高1
5 「下剋上受験 ― 両親は中卒 それでも娘は最難関を目指した!」(桜井 信一)中1
初バトラーの生徒からすっかりベテランのバトラーまで、実に見応え・聞き応えがあるバトルでした。今年度から参加している中1のレベルも確実に上がっています。学年を超えて学びが得られるところも本校の探究ゼミのよいところです。投票時にはみんな「う~ん、どれにしようかな」と頭を悩ませていました。
そして、今回のチャンプ本は初バトラーの中2が発表した「自由研究には向かない殺人」でした。初バトラー挑戦者がチャンプ本に選ばれることは過去にもありましたが、これもビブリオバトルの面白いところです。大学生のバトラーに以前聴いた話では「ビブリオバトルで確実に勝つ方法は、まちがいなく存在する」ということでしたが、雲雀生は勝ち負けをあまり気にせず、楽しみながら参加している生徒がほとんどです。
しかし、今日は本気で勝ちにいくビブリオバトルがもう一つありました。
11月の兵庫県高等学校ビブリオバトル大会の出場者を決める「代表者決定バトル」です。高2のゼミ生2名が1枠の代表者を巡って、真剣勝負を繰り広げました。普段は上記のようにのんびりやっているゼミですが、この時ばかりは空気がちがいました。バトラーの緊張が聴衆にまで伝わってきます。2人とも、さすがに準備してきただけあって、とてもすばらしい発表でした。正直に言うと甲乙付けがたし、どちらにも代表になってほしい。そんなレベルの高いバトルでした。
「文豪たちの友情」(石井 千湖)高2
「総理にされた男」(中山 七里)高2
バトル後の投票により代表本は決まりました。2人の気持ちの入った発表に、後輩たちは学ぶことが多かったはずです。2人とも本当にありがとう。さあ、今年こそ全国大会へ行こう!