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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
SDGs(エス・ディー・ジーズ)

探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究ゼミ

探究ゼミ「日本の交通網」第5回利用増加

今日の昼休み、「日本の交通網」が会議室で開催され、中1~高2の16名が参加しました。今日は第5回、内容は利用者増加です。

兵庫県丹波市では、ここ3年間で路線バス利用者数が約2.7倍に増加しています。その背景には、減便や廃止を防ぐために、市とバス事業者らが取り組んでいる通学定期購入補助やルート見直しなどの努力がありました。全国的に、バスをはじめ地方公共交通の経営状況は厳しく、県内の多くの地域でも需要減や経営悪化、運転士不足の深刻化などにより、公共交通の維持・確保が厳しい状況です。
広大な市域に集落が点在し、マイカー移動が多い丹波市でも、公共交通利用者は減少傾向です。鉄道の減が顕著ですがバスも利用者が減っていて、約19万7000人(2004年度)が約4万8000人(2020年度)と4分の1ほどまで落ち込みました。
そこで市とバス事業者らは、路線再編や、学生向け通学定期購入補助、神姫バスICカード乗車券配布といった施策を実施したことろ、利用者数は2020年度比で約2.7倍となる年間約13万人まで回復したそうです。

今年4月からは、新規路線運行の社会実験もスタートし、路線バスが非走行地域と医療センターを結ぶルート需要を検証し、
鉄道や路線バスを基幹交通、デマンド(予約)タクシーやふれあいバス(コミュニティバス)などを補助的な位置づけとして、だれでも・わかりやすく・利便性の高い公共交通づくりを進めていくそうです。
路線は一度廃止になると復活は難しいです。利用減は減便・廃止につながり、利用者がさらに減少する悪循環に。路線再編や需要掘り起こしでV字回復した丹波市の取り組みは、公共交通維持に課題を抱える自治体の参考になりそうです。

この記事を読んだ上で意見交換し、この取り組みを取り入れることができないか、考えてみました。「この良い例を他の地域にも普及してほしい」「利用する年齢層をターゲットにした政策を打ち出す事が重要」「努力すればなんとかなる」「利用者2.7倍は驚いた」「行政の積極的介入が必要」などの意見がでました。アイデアと挑戦で利用増へという前向きな取り組みです。

次回は7月11日に開催します。多くの方の参加をお待ちしています。

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