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探究ゼミ「日本の交通網」第5回 バズ交通情報板
探究ゼミ「日本の交通網」第5回を昼休みに開催し、中1~高1の10名が会議室に集まりました。
今日のテーマは「バズる交通情報板」です。テレビニュースを紹介しました。
「あおり運転 私の苦手な行動です」「横断歩道で 止まらぬ車 逃げても恥」「あれ?どこかで見たような...」と既視感を覚えてしまう「交通情報板」が熊本県警の「交通情報板」に表示され、SNS等で度々「バズって」います。本来、交通情報板は渋滞時の道路情報などを表示しますが、通常時は前述のような流行語やアニメ・漫画のフレーズなどをとらえた交通標語などが並び、これまで何度も話題になってきました。
2013年夏、担当者(初代)が、悲惨な交通事故を1件でも減らしたいという強い思いから、従来の決まり文句を繰り返す呼びかけではなく「運転手等の記憶にとどまる内容」での広報啓発を検討し、その結果、流行語や方言等を取り入れた「交通情報板」による活動をはじめたそうです。
現在の担当者は7代目となります。この春、現在の部署に配属となった40代半ばの男性です。
県警として初めての取り組みであり、全国の警察でも珍しいということから、最初の担当者は大変苦労したと思います。本来の目的が「交通事故の抑止に資すること」ということを常に念頭におきつつ、これまで、諸先輩が築いてきた「熊本県警の交通情報板は有益で面白い」という良き伝統を守っていきたいと考えています。
幅広い世代が興味を持っている情報がないか、常にアンテナを高くして新聞やニュースを確認するようにしているそうです。「シン・ウルトラマン」や「ガンダム」ネタなど、工夫しているようです。出発点である「悲惨な交通事故を1件でも減らしたい」という思いを胸に、取り組みは続いていくとのことなので、これからもこの「交通情報板」が「バズる」機会はありそうです。
このニュースを紹介し、意見発表したあとで感想を書きました。
感想は「こんな話題性に富んだものは見たことがなかった。運転している大人の世代に合ったものを取り入れるとなおいい」「最初に始めた人はすごい」「全世代に通じるものが良いのかもしれない」「交通マナーを身に着けるうえで非常に有効」「交通だけでなく注意喚起全てにやってくれたら良い」とありました。 次回は、7月14日に開催します。多くの方の参加をお待ちしています。