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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
SDGs(エス・ディー・ジーズ)

探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究ゼミ

探究ゼミ「経済を学ぶ」第9回総裁選挙

探究ゼミ「経済を学ぶ」、今日は第9回を開催し、中2~高2の8名が60ホールに集まりました。

今回のテーマは自民党総裁選挙です。9/22に自民党総裁選挙が告示されました。そこで、各候補の経済政策を比較し、検討しました。いずれも、野党を強く意識し、可処分所得を増やすために、①賃上げを目標にする者と、②減税を掲げる者に大きく分かれています。減税よりも、賃上げの方が恩恵は大きいだろうが、その実現にはしっかりした成長戦略を描くことが求められます。可処分所得は、名目所得(主に賃金)-税・社会保険料となるので、賃金を増やすか、税・社会保険料を減らすか、という2つの方法論を選択できます。

林・小泉氏は賃金増加を提案しています。しかしそこまで上げられるか、両名とも厳しい数字のように感じます。

茂木氏は、数兆円規模の「生活支援特別地方交付金」を支給して、地方の賃金上昇を促そうと主張している。投資促進を軸に経済成長を通じて、可処分所得を増やそうという考えのようです。

小林氏と高市氏は減税・給付金を主張します。賃金でなく、税・社会保険料の減少を目指そうという方法論で、どちらかと言えば野党の主張に近いです。小林氏は、定率減税を唱えているが、勤労者の所得税を一律10%減にしても、1人当たりの減税額は年間▲2.37万円にしかならず、賃上げの効果よりも小さいですが、賃上げに比べると定率減税は確実に実行できる点で、公約しやすい側面はあります。高市氏は、給付付き税額控除の導入を公約し、事実上の減税と推察されます。

一方、各候補とも、財政再建を前面に打ち出している人はいません。林氏の日本版ユニバーサル・クレジットは、マイクロクレジット(低所得者への低利融資)のような感じがします。

この記事を読み、意見交換しました。意見として「具体的な地投げの方法は確立しているのか」「税を下げることで長期的な暮らしが良くなる。ただ財源が心配」「賃上げより減税の方が簡単そう。内部留保から賃金に回せるのは大企業だけではないか」「経済面では抽象的な戦略が多くハードルが高い」「私は賃上げ派。減税の財源をどうするか疑問」「目先の利益にとらわれ減税や賃上げを言うより赤字財政立て直しなど具体的に言う人の方が信頼できる」などありました。中高生も、一生懸命考えています。

次回は10月1日の昼休みに60ホールで開催します。

10月4日(土)午後、高校オープンスクールで、探究ゼミ「経済を学ぶ」体験授業を開催します。対象は中3です。参加希望者は「高校入試サイト(こちらをクリック)」からお申込みください。「高校説明会と『【探究ゼミ1】体験活動』」というタイトルで、〆切は10/2です。ご参加待ちしています。

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