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探究ゼミ「日本の交通網」第9回LRT開業
今日の昼休み、「日本の交通網」が会議室で開催され、中1~高2の9名が参加しました。
今日は第9回、テーマは「宇都宮市がLRTでまちづくり?75年ぶりの路面電車 開業のわけは」です。宇都宮市と隣町を結ぶLRT=次世代型路面電車の運行が始まりました。新たな路面電車開業は75年ぶり、全レール新設のLRTは全国初です。背景には、宇都宮市だけでなく全国の地方都市の共通課題がありました。
宇都宮市の課題は人口減と少子高齢化です。車の普及で市街地が郊外に拡散し、バス路線の多くは赤字に苦しんです。状況打開の「切り札」として、構想から30年かけて導入したLRTです。新公共交通機関とともに"コンパクトなまちづくり"を目指すことにしたのです。これは"ネットワーク型コンパクトシティー"と呼び、中心市街地や大規模商業施設、高校や大学、工業団地など、人が集まりやすい「拠点」を設けてLRTで結びます。あわせて、従来のバス路線も大幅に見直し、定時性にすぐれ、大勢を輸送できるLRTが交通の「動脈」を担うとするのなら、バス路線は「毛細血管」として「拠点」周辺の細かいネットワークを担当します。
こうしてLRTの沿線に都市機能を集約することで、車だけに頼らず、誰もが移動しやすい持続可能なまちにしようとするねらいです。
感想として「定時性とCO2削減に効果ありそう」「路面の事故の危険があるので、専用軌道をつくったほうがよい」などありました。地方都市の活性化としてのLRTに期待がかかっています。
次回は9月21日に開催します。参加お待ちしております。