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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
SDGs(エス・ディー・ジーズ)

探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究ゼミ

探究ゼミ「マーケティング」第5回企業研究「ユニクロ」②

探究ゼミ「マーケティングを知ろう」第5回(12/5)のテーマは企業研究「第2回ユニクロ」です。中3~高214名の生徒が参加しました。

 今回は、「実際のユニクロを見てきて、マーケティングの4Pでの気づきを持ち寄る」という宿題を出した回となりました。私のゼミでは、初めて宿題を出したので、どんな発表になるか楽しみにしていました。

 結果としては、よく店を観察してきたと思います。「製品のラインナップの多さとカラーバリエーション」「新製品の特徴」「簡単に痛まない品質」「特売品の赤字プライス」「通路前のマネキンの多用」「通路の広さ」「広い空間と店員が話しかけないことでゆったり滞在できる」「商品タグにICが埋め込まれ、会計が早い」「試着室近くにズボン・スラックス売り場」「親しみやすいタレントと同じタレントを使った多品種来たポスター」などなど、マーケッターとしての目線でいろいろ気づいてくれました。企業でマーケティングをやってきた立場で見ても、生徒の皆さんが、いろいろ議論する姿は大変頼もしく感じました。 

後半は2002年以降の海外進出の話をしました。上海もロンドンも失敗する中、香港出店の成功により、まず上海から「旗艦店」対策を押し進め、「ユニクロらしさ」を突き詰めていきます。それは、価格設定を低価格から戻し中流階級をターゲットとし、圧倒的な売り場面積とビジュアルで圧倒するカラーバリエーション陳列でその地域でのブランド価値を高めていきます。生徒の目からも店員が少ないとありましたが、店員がひたすら商品を折りたたんで、常に最高の売り場を維持していること(社員教育も含め)も強みではないかと思います。

 さて、5回にわたり講座を実施してきましたが、ご紹介した企業は全て、失敗から学び、改善しあるいはイノベーションを起こし、粘り強くやってきたからこそ、今があるのです。皆さんの、お父さんお母さんの会社もそういう歴史をお持ちだと思います。

アインシュタインも「失敗したことのない人間というのは、挑戦をしたことのない人間である」という言葉を残しています。皆さんの今後の挑戦にむけて、お話したことが少しでも糧になればと思います。「やってみなはれ」

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