探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕
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探究ゼミ「文学模擬裁判」論点整理
年の瀬ですが、年内最後の「文学模擬裁判」を実施しました。
前回までの状況を踏まえて、下人と老婆が相対したときの心情を、グループで考えました。
具体的には、
(1)下人はなんで羅生門の上に登った?
(2)老婆はどんな気持ちで髪の毛を抜いていた?
(3)下人が、老婆の行動を見て感じた「憎悪」は、どの程度のものだった?
(4)下人と老婆がもみ合った時の情景を、詳しく再現して下さい。
(5)老婆の言ったことと、それを聞いて下人が取った行動は、同じもの?
今日は初めて、「台本」の改変を行いました。文学模擬裁判には「台本」がありますが、その「台本」をグループごとにどれだけ読み込み、勝訴できるように改変するかがポイントになります。今日は早速、台本にない質問が連発し、お互いが知恵を絞って回答を出しました。裁判官役の生徒たちは、客観的な視点から議論を聞き、アドバイスをくれました。このようなやりとりを続けることで、年明けにはさらに考察を深めたいと考えています。