探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕
探究プロジェクト
探究プロジェクト「文学模擬裁判」1日目
本日より本校で、探究プロジェクト「文学模擬裁判」が始まりました。
このプロジェクトは、龍谷大学文学部准教授の札埜和男先生をお迎えし、森鴎外の作品『高瀬舟』について、本文の内容と、当時の時代背景などを参考にしながら、「弟を殺してしまった喜助は有罪か」を考えるものです。
初日の今日は、『高瀬舟』の舞台である京都の情景や江戸時代の文化、作中に登場する言葉の説明を受けました。 その後、グループに分かれて、「作中の登場人物の人物像」について意見を交換し、考察を深めました。
部屋のホワイトボードも使って、活発な意見交換ができたように思います。 国語、という科目を学ぶことは、「人間を知る」ことにつながる、という札埜先生の言葉が、非常に印象に残っています。「文章を深く読む」とはどういうことか、ということや、グループワークの効果的な方法、など、傍で見ている本校の教員としても、学びの深い1日でした。 しかし、本番はこれからです。 今日の最後に、各グループで、裁判官・検察官・弁護士・被告人・証人を、それぞれ決めました。今日はどの立場にも属さない読みでしたが、次回以降は自分の役割を背負った読みに変わります。残る3日間でみんながどう成長していくのか、見守りたいと思います。